東京湾でなぜかマダコが入れ食い状態!釣り船の14人、3時間で53杯も釣り上げる「タコバブル」だ!雨が少なく塩分濃度が高くなったからか...?

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   東京湾では珍しいマダコが、今年はなぜか入れ食い状態だという。マダコは、味や希少性から「東京湾の宝石」と呼ばれている。「モーニングショー」の取材陣がおととい19日(2020年9月)、実際に釣りに行ってきた。

   午前8時から開始したところ、同じ船に乗っていた男性は5分でタコを釣り上げた。釣り竿を持つのは生まれて初めてという松田朋子リポーターは開始から1時間後、大きなマダコをゲットし、「とれました!とれました!」と歓声を上げていた。この日は、3時間の漁で14人の釣り人が計53杯のマダコを釣り上げた。4杯釣った男性は「江戸前のタコですから、価値もあるのでは」と話していた。

   釣り船「松陽丸」の間門陽介船長は「数でいうと(例年の)3倍とか4倍、もっと多いかな。タコバブルです」と笑顔だった。

「東京湾の宝石」と呼ばれる希少品。逆にカレイなどは減るかも

   東京湾はマダコのエサとなるシャコや芝エビなどが多いため、栄養をたっぷりとったマダコの味が濃く、うまみと甘みが強いのが特徴だ。一方、マダコの子どもである「稚ダコ」の生育に真水は適さないため、多くの川が流入する東京湾では育ちにくく、希少品となっている。

   では、なぜ今年は豊漁なのか。野上慎平アナウンサーは「今年は海水の塩分濃度が高く、稚ダコが多く生き残れる環境があったようです」と仮設を紹介した。マダコは2年かけて稚ダコから親ダコに成長するが、2年前の2018年は統計史上最も早い梅雨明けで、雨量が少なく、東京湾の真水が少なかった。さらに、3年ほど前から塩分濃度の高い黒潮の大蛇行により、沖合から東京湾に高塩分の海水が流入するようになったことが影響しているのでは、というわけだ。

   野上アナ「マダコが増えることで、マダコのエサとなるカレイなどが減少する可能性もあるそうです。タコは相当食べますから」

   司会の羽鳥慎一「シャコも減っちゃいますね」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「増えている方をありがたくいただきましょう」

文・キャンディ

姉妹サイト