「妖怪シェアハウス」最終回 妖怪の道を選んだ澪の決断に絶賛の嵐!「今季最高のドラマ」「美しすぎるラストに泣けた」「妖怪たちがメッチャ優しい」「ぜひ続編作って」  

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   小芝風花(23)主演のテレビ朝日系ドラマ「妖怪シェアハウス」最終回が19日(2020年9月)に放送された。二人の男から結婚を申し込まれ、人間と結婚しなければ「妖怪化」を止められない澪(みお・小芝風花)が選んだ決断、そして相手とは!

   驚きのラストに、ネットでは「うわー、そう来たか。感動した!」「美しすぎるエンディング。今季、最高のドラマ!」「ぜひ続編をつくって欲しい!」という絶賛の嵐だった。

  • 妖怪になって新たな旅立ちをする澪(テレビ朝日の「妖怪シェアハウス」番組ホームページより)
    妖怪になって新たな旅立ちをする澪(テレビ朝日の「妖怪シェアハウス」番組ホームページより)
  • 妖怪になって新たな旅立ちをする澪(テレビ朝日の「妖怪シェアハウス」番組ホームページより)

澪は「人におもねらず、角を隠さず...」の人生を選んだ

   物語は、妖怪化を止めるためには人間と結婚をするしかないが、ドSな上司の編集長・原島(大東駿介)と、上から目線の神主・水島(味方良介)の2人からプロポーズされた澪(みお・小芝風花)が悩んでしまう。見かねた座敷わらし(池谷のぶえ)は、お岩(松本まりか)、酒呑童子(毎熊克哉)、ぬらりひょん(大倉孝二)ら妖怪たちに声をかけ、天狗大王の元へ向かう。

   妖怪たちは、自分たちの宝物と引き換えに札を手に入れ、澪にお守りとして手渡す。札の力で澪は、水島と原島との結婚生活、2つの道を実際に体験する。札はパラレルワールドを実体験できる「切り札」だった。現実世界に戻った澪は、締め切りが迫った原稿執筆に没頭する。そして、妖怪たちとの思い出を振り返りながら「生きたいように生きて何が悪い」「常識なんてくそっくらえ!」と自分の人生を自分で決め、妖怪になる覚悟を決めるのだった。

   ネットでは、「妖怪さん達メッチャ優しい」「はまりました!」「続編待っていますよ」という称賛の声にあふれた。

   「人におもねらず、角を隠さず。澪ちゃんがこういう選択をするとは!二人のどちらを選ぶのだろう、なんて決まりきった選択肢しか浮かばなかった自分に、喝を入れたい気分です!知らない間に人や世の中の常識に合わせることばかりで、本当はこうしたかったのに、型にはまった選択しかできない自分になっていた!と気づかされました。いいラストをありがとう!」

今度は妖怪になった澪ちゃんが人々を解放する物語が始まる

   「最後の最後でオープニングの衣装を着た澪ちゃんになりましたね。はっちゃけて楽しそうで堂々としているオープニングでの姿は、自分で自分のあるべき姿を見つけて進み始めた後の姿だったのですね。なんと巧みで心憎くて上手い展開。パラレルワールドを見せることによって、どっちを選ぶか期待をしていた視聴者への配慮と、抱きつくことによって感謝するという求婚者二人への配慮。芸達者な役者さんたちの演技のベースに、素晴らしいシナリオがあることを、改めて感じさせられたラストでした。感無量で涙出ました」

   「澪ちゃんを見送る妖怪たちの姿がスッと見えなくなる場面、キュンと寂しかったな。そして、この夏も終わるんだなぁとしみじみした。ヒグラシの鳴き声を聴いていると淋しくなる雰囲気と似ている。澪ちゃんの『成功するために生きるのは嫌』『どの枠にもはまらない』『自分を解放する』『予期せぬ出来事に魅了されてしまった』。とっても最高。響いたわ。コウモリになったの?自由にのびのびと飛んで予期せぬ出来事を見ているんだね。澪ちゃんと優しく愉快な妖怪さんとの物語をゲキメーションで締めくくるなんて。笑って泣けた」

   「出だしから『シェー』連続攻撃。まあいきなり結婚と言われても選べないわなあ。見てきた通り、それなりの幸せは手に入るのだろう。でも空気ばかり読んで人に合わせてばかりの自分に決別し、男に頼らず、生きていくことを選んだ澪。しかし、妖怪たちの反応が女性陣と男性陣で見事に分かれたのは面白かった。演技の上手な人々で、とても気持ちよかった。ところで結婚式のときにかぶる布は『角隠し』は女性に生える角を隠すものなので、角を隠さず生きていくという意思表明?」

   「シェアハウスの妖怪さん始め、毎週のゲストの妖怪さんまで、演技が上手くて、面白くて、何回も巻戻したシーンがあります。そして主役の澪も妖怪さん達もいつも深く思いやる気持ちに溢れていて、毎回涙がでました。私も妖怪さん達と一緒にこの夏を過ごした気分です。来年の夏も一緒に過ごせます様に!」

妖怪たちの「シェアハウス」は田舎の実家の温かさそのものだ

   この妖怪たちの「シェアハウス」に田舎の実家の温かさをなぞらえた人も多かった。

   「座敷わらし母さんと歳が変わらない立派なオバちゃんですが、見ている時はすっかり澪ちゃんの立ち位置です。子供を産んでいるし、親も看取っていますが、大人だって里心を抱えて歯を食いしばって頑張っている。シェアハウスは、そんな大人の実家みたいでした。これが普通の人間のシェアハウスならここまで子供帰りしない(笑)。どんな事をしても敵わない世界の彼等(妖怪)だからこそ、絶対的な安心感で澪になれるのかも知れません。おちょぼ紅の温かいお母さん、抜きすぎのとぼけたお父さん、おきゃん(死後)で過保護なお姉ちゃん、物騒で頼もしいお兄ちゃん。誰もが愛情深い。懐かしくて居心地が良くて幸せだった。心から感謝!」

   「タイトルは妖怪シェアハウス。だから澪も妖怪の一員だったのですね。妖怪さん達は恐ろしいイメージとは程遠い存在でした。ウザいところもあるけど、お節介でユーモアがあって、人情味溢れる下町にいるようなおっちゃん、おばちゃん、お兄ちゃん、お姉さん達でした。容姿は妖怪でも内面はハートフルな人間そのもの。妖怪と人間のイメージ逆転が、モンスター人間を量産する社会への皮肉になっています。澪は、心にこびりついていた厄介な錆が取れて本来の自分に戻った。晴れ晴れしい気持ちで自由になった澪は、世間体に囚われた人間から見れば、理解を超えた妖怪に映るかもしれません。ですが、妖怪モードになった澪が、今度は誰かの魂を救ってあげる側になり、新しい物語が生まれるのですね」

妖怪の誰が主役になっても面白そうなので、ぜひスピンオフを

   ぜひ続編をつくってほしい、という声が多かった。

   「毎回楽しいお話で来年の夏もお願いします。修験者のパパさん、山姥さん、編集長のお義母さんなどなど、ゲストの方々が見慣れぬ俳優さんなのに芸達者な人ばかりで、新鮮でした。妖怪さんの誰が主役になってもかなり面白そうなので、スピンオフでもオッケーです」

   「来年またお会いしたい。澪が日本中を周ってまたシェアハウスに戻ってきたところから始めてほしいです。 本当に楽しみにしていました。 愛らしい妖怪たちにもう会えないのが本当に淋しいです」(テレビウォッチ編集部)

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