林真琴検事総長に就任を祝う席で、林の秘書官がセクハラをして解任された。賭け麻雀の黒川といい、検察は大丈夫か?
新潮も負けてない。林真琴が検事総長に就任したのは7月17日。黒川弘務と林は、早くから将来の検事総長といわれてきた。だが、黒川が安倍官邸と親しくなると、林は置いておかれた。それが、黒川が賭け麻雀スキャンダルで失脚し、林に総長が回ってきたのだ。その林の検事総長を祝う宴席で、林の部下の秘書官が、セクハラを働いたというのである。ノンキャリとしては出世コースにあった武内(仮名)だが、彼は、下にはパワハラ、セクハラを日常的に行い、上には媚びへつらう典型的な「嫌われ上司」で、「とにかくスケベで、飲み会の席では必ず女性の隣に陣取る」(ある検察事務官)という。
その日も、言葉にするのも憚られるほどの言葉のセクハラと、「これからウチに来ない?」という発言もあったらしいと検察関係者が話している。被害女性と周りにいた職員が直訴し、コトが発覚したそうだ。林総長はその場にいたのかどうかはわからないそうだが、武内は当然ながら秘書官を解任されたという。
だが、この不祥事、森まさこ法相(当時)には報告していなかった。新潮から話を聞いた森は、「報告はないです。(中略)すぐ隠すんですよ。黒川さんの(賭け麻雀問題の)時も、私のところへ報告が来たのはいよいよ記事が出るって時。もういつものことです、この隠蔽体質は。(中略)ほんっとうに頭にきますね」と大変なご立腹。こんな人間を秘書官にする林という検事総長は人を見る目がないようだが、大丈夫なのかね、こんな人で。
最後に、週刊現代編集部についての「噂」を紹介しよう。「週刊現代編集部に6月から配属された新人2人が出社拒否し、3年目の2人もそれに続き、現在4名が出社してない」というのだ。その理由が、上司で役員のSというのが、新人教育は自分がやると人事の意向を無視して教育係になり、その結果がこれだというのである。
Sは、編集長の企画もチエックしていると聞いている。せっかく編集長になったのに、自分の思い通りにできないのでは何のための編集長か。編集というのは型にはめてはいけない。自由で闊達な言論環境づくり、多少の失敗は許してやる度量が上にないと、面白い発想など生まれはしない。現代の編集長が石井克尚に替わってしばらく経つが、残念ながら彼らしい企画の冴えが見られない。独善を排し、斬新な企画を見せてほしいものである。(文中敬称略)