菅義偉新内閣の支持率が18日(2020年9月)、どのメディアでも高く出た。日本経済新聞の調査で見ると、これまでの歴代最高は、小泉内閣(2001年)の80%で、次が鳩山内閣(2009年)の75%、菅内閣はこれに次ぐ74%だ。なぜこんなに高いのか?
毎日新聞の調査では、菅内閣の支持は64%、指示しないが27%。2012年の第2次安倍内閣発足時が、それぞれ52%、26%だから15ポイントも違う。共同通信の調査でも、66.4%、16.2%で、安倍内閣の62.0%、21.8%をしのぐ。
トランプ大統領「あなたはすごい人生物語をお持ちのようだ」
司会の羽鳥慎一「メディアによって違うけど、いずれも支持率が高い。なぜ?」
政治ジャーナリストの田﨑史郎さんは、「高いだろうと思ってはいたが、こんなに高いとは思わなかった」という。「7年8カ月の安倍政権の疲れというか飽きというか、それに対する反応でしょうね」「加えて、秋田県出身で苦労人。集団就職、段ボール会社から法政大学といったサクセスストーリー」
吉永みち子(編集者)「目の前にあるものをやる、というのは新鮮。叩き上げへの期待感もある」
長嶋一茂(タレント)「みな叩き上げ、好きだからねぇ」
玉川徹(レギュラーコメンテーター)「鳩山になるか、小泉になるか、カギは新型コロナ。うまく抑えられなかったら鳩山になるし、抑えてさらにオリンピックまでこなせば盤石。長期政権も見えてくる」
トランプ大統領からは、「あなたはすごい人生の物語をお持ちのようだ。近くお話できるのを楽しみにしている」と祝電が入った。むしろ注目は中国だった。習近平主席と李克強首相から祝電が入ったが、習首席の祝電は例がないという。菅氏はこれまでも安倍首相の靖国参拝にも反対していたし、親中派の二階幹事長との関係もいい。
その中国のメデイア、環球時報はなんと、ファーストレディーの真理子夫人を特集していた。案外したたかに動いているのかもしれない。