政府はきょう18日(2020年9月)正午からGoToトラベルキャンペーンの東京発着分の旅行割引販売をスタートさせる。10月1日からは、除外されていた都民の参加も認める方針だが、きのう17日開いた東京都モニタリング会議では専門家から「急速な感染拡大が強く危惧される」との声が出た。
東京都医師会の尾崎治夫会長も17日、「東京、大阪以外で感染者がまた増える可能性がある」と指摘した。日本感染症学会専門医の佐藤昭裕医師は「感染経路不明の人が多く、市中感染の傾向がある。この時期のキャンペーン拡大には懸念があります」と指摘した。
「体調をみて勇気をもって予定のキャンセルを」
近藤春菜(お笑い芸人)「経済を回さなければいけないから、東京をキャンペーンに入れるのはいい。ただ、感染対策を大きいホテルはできても、小さいところはどうするか、考えないといけません」
菊地幸夫(弁護士)「経済と感染対策は両輪だが、感染対策が少し生ぬるくないか。マスクのルールを強化するとか、個人ごとの判断がぶれないように、できる対策のレベルを一段上げることも考えていい」
司会の加藤浩次「感染状況の発表に慣れて、ああ新規感染者数が下がってきているが、ここでちょっと上がったかなというぐらいの感じでいます」
佐藤医師は「旅行に出ても、今やっている対策をしっかり続けて。体調によっては、勇気をもって予定をキャンセルすることが重要です」と注意をうながした。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト