『...HAKO』とブランドっぽく書いているから注文したら空の「箱」だった...フリマアプリのトンデモ詐欺が横行しているから気を付けて

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   声優の金田明子とアスリート俳優の森渉(わたる)夫婦が、フリマアプリで2度も詐欺にあったと訴えている。NIKEのランニングシューズ「エアズームアルファフライネクスト」を購入したら、まったくの偽物だったという。

   森によると、「正規の価格で3万3000円のものが1万5000円だったので、2足購入した。ところが、送られてきたものは何かおかしい。本物は中敷きが取れなくなっているのに、安っぽくてすぐとれちゃう」。かかと部分にあるはずのしわがないとか、ロゴが妙に大きいなどの違和感があった。決定的だったのは、155グラムと軽量が一番の特徴のはずが258グラムもあった。

二度もランニングシューズ詐欺にあった俳優夫婦

   すぐに出品者に連絡を取ったが、「キャンセルや返金には応じられない」という。仕方なく、アプリ運営会社に訴えると全額返金された。しかし、金田・森夫婦は再び偽物をつかまされた。

   「あのシューズがどうしても欲しかったので、もう一度フリマアプリで探したんです。安物は偽物とわかったので、慎重に選び、今度は3万6800円と正規の値段より高かったのですが、購入しました。届いたら、『あれ、重いなあ』というわけで、また偽物だった」と金田はあきれ顔だ。しかも、今度は取引が終了しているため、3万6800円は戻らなかった。

   こうしたフリマアプリ詐欺がコロナ禍で横行している。物販総合研究所の船原徹雄所長は「ステイホームで、フリマアプリを使っていなかった人が大量に入ってきています。そういう方をターゲットにした詐欺が急増しています」という。

   キャスターの若林有子アナがこんなケースを紹介した。「定価が2万円ほどのイヤホンが7500円で売られていて、『AirPods2 HAKO』と表示されていました。届いたのは空き箱でした」

   キャスターの立川志らく「えっ、そういう商品名じゃないんだ」

   若林「商品名はAirPods2というところまでです」

   志らく「HAKOって書いてあるのだから、箱届けて何が悪いってことか。これって、昔の見世物の手口だよね。『大いたち』っていうから覗くと、大きな板に血が付いていて、これでおおいたち(大板血)ってわけなんだ」

   若林「こんな被害にあったら、どう対応すればいいのでしょうか」

   弁護士の山岸久朗は「本物と誤解させるような表現があれば、詐欺罪になります。ただ、箱だけというの、HAKOと書いてあるので、立件はちょっと難しいかなあ」

   志らく「普通は、箱って漢字で書くだろう」

   若林「商品が届いて、評価を投稿する前であれば、運営を通じてキャンセルはできます。投稿する前に、届いた商品をしっかり確認してください」

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
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