自民党の菅義偉新総裁が誕生し、役員人事も固まった。幹事長は二階俊博氏(81)、総務会長は佐藤勉氏(68)、政調会長は下村博文(66)、幹事長代行は野田聖子氏(60)、国対委員長は森山裕氏(75)の顔ぶれだ。
感想を聞かれたスペシャルコメンテーターの橋下徹・元大阪府知事は、「これ、決まりましたか」と確認した後で、「党の人事は、力関係で決めるのは当たり前。重要なのは大臣ですよ。こちらは仕事が出来なくてはいけない。菅さんは、党の人事は党の意見を聞き、その代わり、政府の方は俺のやりたいようにやらせてくれ、ということかもしれませんね」
さて、閣僚だが、菅氏を支える新・官房長官が注目されている。流通経済大学の龍崎孝教授は、「暴走・独走せず調整能力のある人」と分析し、3人の名をあげた。
新人事に橋下「予測でしょ、当たった外れたに意味ない」
恩人である元官房長官の梶山静六の息子の梶山弘志経産相(64)、安倍路線を継承する萩生田光一文科相(57)、サプライズとして上川陽子元法相(67)。
これについて、橋下氏がいきなり、「これは予測でしょう。当たった、外れただけでしょう。意味ないですよ。意味ありますか」
夏休みの司会の国山ハセンの代わりの司会役、出水麻衣アナが、「安倍政権が成功したのは、菅官房長官が支えたからだという意見がたくさんあります。では、菅さんとどういう人が合うんでしょうか」と水を向ける。
橋下「外交、安全保障と内政の役割をどうするかということでしょうね」。
いろいろ、しゃべった後、「最後に菅内閣に期待することを」と言われ、「まずは改革。反対は絶対ありますが、やってほしい。もう一つは公文書問題」と締めくくった。
放送後のこの日午後、官房長官には加藤厚労相の起用が固まった。