古山家に居候して作曲家を目指す田ノ上五郎(岡部大)は、奉公先を飛び出して、古山裕一(窪田正孝)に弟子入り許されたが、自分の才能のなさに今更ながら気づいて落ち込む。
裕一「頭じゃなく心で感じることが大事」
作曲のコツを五郎に教える裕一。
五郎は思いを巡らして作曲に挑戦をするが、書いても書いても自分が以前聞いたことがある曲に似てしまって、なかなかうまくいかない。
五郎「あー・・・ダメだ」
梅「私は文学さえあればいいんです...」
一方、裕一の妻・古山音(二階堂ふみ)の妹で新人作家ある関内梅(森七菜)は、古山家に居候して二作目を執筆中。締め切りに向けて原稿用紙に向かうが何も書けない日が続いていた。
ある日、五郎が悩んでいるところへ梅がお茶を持っていく。
梅「なにか悩んどるの?」
五郎は、曲が書けないことを打ち明けると、梅は幼馴染で梅よりも先に有名作家になった幸文子のことを思いながら、自分の思いを話し出す。
梅「私も幼馴染に負けまいと頑張ってきた。でも、人づきあいが苦手で・・・。私には文学さえあればいいんですけど・・・」
そんな消極的な梅に対して五郎が応える。
五郎「鎧のなかに閉じこもっている」
すると音は怒って部屋から出て行ってしまう。
(NHK総合9月16日あさ8時放送)