<オトナの土ドラ「恐怖新聞」>(フジテレビ系)
凶悪事件を予言する「恐怖新聞」が深夜に届く!つのだじろう漫画が現代ドラマに蘇る。衝撃ネタの連発にちょっと笑ってしまう「へんてこドラマ」

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   1970年代のつのだじろうによるヒットホラー漫画『恐怖新聞』が、まさかの現代テレビに蘇った。メイン監督は中田秀夫、シリーズ構成は乙一、脚本も『世にも奇妙な物語』でコワい話を何作も書いている高山直也と、スタッフはホラーの盟主ばかり。制作は松竹(京都)と、時代錯誤なネタドラマはお手の物の東海テレビ。

   今回はその第2話だが、初回のおさらいから。女子大生の主人公・詩弦(演:白石聖)は一人暮らしを始めてから、凶悪事件を予言する「恐怖新聞」が数日おきの深夜0時に届くようになった。一発目の恐怖新聞は「女子高生が飛び降り自殺し死亡する」で、その日の昼ウーバー○ーツ的なバイトの最中だった詩弦は、その現場に遭遇。ブシャーッと大量の返り血を浴びてしまう。更に二発目は、まさか、詩弦の実父・蔵之介(演:横田栄司)が死亡するという内容。詩弦は必死に阻止しようとするが叶わず、工事中の大きな木材がぶっ刺さって父ちゃんは死んでしまう。おまけに死ぬ間際に「お前のせいだッ!絶対許さんッ!お前が生まれたせいだッ!」と詩弦に捨て台詞を言って逝ってしまった。この台詞口調がなんとも東海テレビらしい。

  • 東海テレビ「恐怖新聞」公式サイト(https://www.tokai-tv.com/kyoufushinbun/)より
    東海テレビ「恐怖新聞」公式サイト(https://www.tokai-tv.com/kyoufushinbun/)より
  • 東海テレビ「恐怖新聞」公式サイト(https://www.tokai-tv.com/kyoufushinbun/)より

血みどろな世界観の中で唯一まともな佐藤大樹がサワヤカだ

   そして第2話。パパのお葬式。詩弦のバイトの先輩・勇介(佐藤大樹=EXILE /FANTASTICS from EXILE TRIBE)も参列。悩みながら「勇介まで巻き込みたくないの」と言う詩弦に「巻き込めよ!俺たち恋人同士だろッ!」と甘い台詞を全力でカマす勇介。第1話で急接近した二人だが、別に告白もなにもなかったのにね(笑)。やたらサワヤカな佐藤大樹は、血みどろな本作の世界観で唯一まともな清涼剤的な存在なのだが、そこが逆におかしい。

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