通販の宅配便などで届いた段ボールを、「収納に使えるかも」と自宅に保管している人は要注意だ。平らに置いて積み重ねたり、家具のすきまに立てかけたりしておくと、ダニやゴキブリのすみかになってしまうというのだ。
東京農業大学の長嶋孝行教授は「(段ボール)は害虫にとってリゾートホテルです」という。すきまが多く、卵をうみつけられるなどすみつくのに最適なうえ、保温性と保湿性が高いという害虫にとっての好条件がそろっている。特に、真夏より25~30℃の気温を好むため、これからの時期が要注意だという。
冷蔵庫の横や洗濯機の横、押し入れや玄関も危ないぞ!
段ボールの保管場所としては、高温多湿ではねた油がゴキブリのエサになる「冷蔵庫の横」、衣服から落ちた皮脂がゴキブリのエサになりやすい「洗濯機の横」、風通しが悪い「押し入れ」、外から虫が入ってきやすい「玄関」の順に危険度が高い。
住生活ジャーナリストの藤原千秋氏は「使用済み段ボールはなるべく早くリサイクルに出してください」と呼びかける。アース製薬生物研究課の有吉立課長は「どうしても保管した場合は、天日干しなどで重ねずに乾燥させてください」。衣類などを入れて保管する場合も、定期的に段ボールを入れ替えるか防虫剤を入れるなどの対応が必要だという。
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「中身を入れ替えるというのは面倒くさいですねえ」
山本雪乃アナウンサー「ダニをとるか、面倒くささをとるか、どちらかです」
司会の羽鳥慎一「衝撃ですね。まずい。早く帰って処分したい」
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト