ロサンゼルスで激暑49.4度を記録、ヨーロッパでは洪水被害が激増...世界は異常気象に突入した!天達武史「いま日本は熱帯」

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   世界各地で異常気象が発生している。アメリカ・ロサンゼルスでは6日(2020年9月)、気温49.4度の観測史上最高を記録し、異常な暑さによる乾燥で山火事が多発している。またアイルランドでは豪雨が続き洪水が相次いで発生。セネガル・ダガールでも3か月分の雨がわずか7時間の間に降り、洪水被害に見舞われた。

   日本では7日、愛知、三重、東京をゲリラ豪雨が襲った。これは台風10号が持ち込んだ熱帯の空気の影響だ。気象予報士の天達武史は「今、日本は熱帯です。今日も東海地方を中心にゲリラ豪雨がありますが、それに加えて熱帯の猛暑にも注意しないといけません」と警告する。きょう8日は最高気温が富山で37度、新潟で35度、仙台で35度、札幌で33度の予想だ。「9月としては異例です。仙台など太平洋側は本当だったら秋雨の時季ですから」と天達。

次に来る「秋台風」!「特別警報レベル」はこれからも発生

   また今年は、8月の海面水温が過去最高を記録した。通常なら台風が通過した後は海水がかくはんされて深海の水が流れ込むため冷たくなるが、今年はいまだ30度以上の領域がある。あまりにも熱くなりすぎて、海水の温度が50メートルほど下の方まで上がってしまっているからだ。その影響で、次に発生する台風も「特別警報レベル」にまで発達する可能性があるという。

   天達「次に台風が発生するとすれば、秋台風になります。高気圧は下がってしまうので、今度のコースは本州を直撃、あるいは近くを通る可能性があります」

   司会の小倉智昭「もう以前とは季節感が変わっちゃったよね。札幌が33度って言うけれど、大雪山系なんて紅葉が始まってそろそろ初雪かっていう季節だよね。ロサンゼルスの49.4度なんて考えられます?」

   デービッド・アトキンソン(実業家)「人間は遺伝的に異常に敏感なものですが、どんどん異常が出てきて新しい常識に変わってきている。下手をすると、20年先になれば、『昔の夏は、40度で涼しかったね』となる可能性もないとは言い切れないです」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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