半沢直樹、生放送で視聴者に「恩返し」。裏話も満載だったが、久本、ヒロミ出演に「いらないでしょ」の声。最終回は第10話で9月27日放送も明らかに

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   TBS系「半沢直樹」は6日、放送延期となった第8話に代わり、キャストたちが生放送で出演するトーク番組「生放送!!半沢直樹の恩返し」が放送された。主演の堺雅人(46)や大和田役の香川照之(54)らが安住紳一郎アナ(47)の進行で、SNSで話題となったシーンや撮影の裏話などを繰り広げた。

   番組冒頭、東京中央銀行の半沢役・堺と同期渡真利役の及川光博(50)、金融庁の黒崎役の片岡愛之助(48)の3人がミニドラマを演じ、堺が放送延期をわび、生放送にするしかないという黒崎の提案にのって「これは恩返しなんだ!」と叫んでスタジオに移るという演出だった。

   スタジオでは、堺、香川、及川、片岡に加え、大臣秘書役で出演しているアンジャッシュ児嶋一哉も出演。またパネラーとして久本雅美、ヒロミも出演、トークを盛り上げた。

  • 「半沢直樹」(公式サイト https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/より)
    「半沢直樹」(公式サイト https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/より)
  • 「半沢直樹」(公式サイト https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/より)

「お・し・ま・い・DEATH」は「僕が考えたアドリブ」と香川

   トークでは、話題になった香川の「お・し・ま・い・DEATH」という場面について、香川は台本にあった『おしまいです』だけでは、それまで半沢と大和田の関係の流れでは物足りないと、アドリブを考えたと明かした。「1回目のテイクからいうのは頃合いがよくない。3回目から入れた」という。

   そのセリフを受けていた堺は笑いをこらえるのに必死だったといい、カット後に笑いをこらえてしゃがみ込む未公開映像も紹介された。

   銀行内の情報を政府に流していた曾根崎役の佃典彦に、だれの指示だったのかを問い詰める「さあさあさあ」と歌舞伎の繰上げをもじった場面を振り返り、香川と片岡が生で「さあさあさあ」と掛け合いを披露した。このほか、前シリーズで「半沢」と呼んでいた黒崎が今シリーズで「直樹」と呼び方を変えたのは「愛があるんです」というなど、視聴者が気になる撮影の裏ばなしを披露した。

   また、視聴者からの質問で児嶋がなぜ起用された経緯を聞かれると、福澤克雄監督は「(児嶋が出演した)ノーサイドゲームのドラマの時に(実際には児嶋は『ルーズヴェルト・ゲーム』に出演)、うまかったんですよ。すごく印象に残ってたんです。いいエンジンをもっている」と明かすと、児嶋は「ありがとうございます。うれしい、初めて聞いた」と感動していた。児嶋演じる大臣秘書の笠松は最終回では重要な役回りになるという。

   また安住アナは、このシリーズの最終話は第10話で、9月27日に放送されることも明らかにした。

   コロナ対策で撮影スケジュールが遅れたため急きょ企画された生放送だったが、いろいろな裏話を取り込み、番組ファンには興味ある内容だったろう。しかし、これも番組が好調ゆえにできたこと。窮地をしのぐテレビの底力をみた気がした。

   これに対し、視聴者のSNSでは、「面白かった」という声の半面、進行役の「久本とヒロミが余計」といった感想が多く寄せられた。

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