1日(2020年9月)に惜しまれつつ最終回を迎え、『わたナギロス』なんて言葉も生まれたドラマが、わずか1週間で2時間スペシャルとなって帰ってくる。
天保山製薬横浜支店のアラサーMR・相原メイ(多部未華子)と、おじさん家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)が、20歳以上の年齢の差を乗り超えて結婚して1カ月が経ったある朝、隣に住むアーノルド製薬のMR・田所優太(瀬戸康志)がゴミ出ししようと廊下に出ると、2人の部屋からメイの「ナギサさんのせいです!ああ、もう時間ない!」という怒鳴り声が聞こえてきた。
メイは薫に、ナギサは田所にグチを聞いてもらおうとする
髪の毛ボサボサのメイは、自分が寝坊したことを棚に上げて、遅刻しそうなことをナギサのせいにして怒っているのだ。ナギサも「最低限、自分のことは自分でやってください」と言い返す。慣れない新婚生活の中で、お互いに少しずつ溜まってきた鬱憤がついに爆発し、朝から初めての夫婦喧嘩をしてしまったのだ。
メイは同僚・陶山薫(高橋メアリージュン)ら天保山製薬の面々に、ナギサはお隣さんの田所にグチを聞いてもらおうとする。しかし、陶山や田所たちの生活にも様々な変化があり、それどころではない様子で、どうもかみ合わない。
最終回のメイの結婚お祝いパーティーのシーンで、陶山はイヤリングを拾ってくれたMR・堀江耕介(岡部大)がいつも自分を見ていてくれたことに気づき、堀江を意識するようになった。また、若手MR・天馬あかり(若月佑美)は、2歳年下の新人・瀬川遙人(眞栄田郷敦)が研修を終え、福岡支店に配属になったことを悲しんでいた。また、支店長・古藤深雪(富田靖子)と医薬品卸売会社しろくまメディカルの営業部長・駒木坂春夫(飯尾和樹)が実は夫婦だったことも明らかになった。
特別編では、第1話から最終話までの名場面を、別に撮影した映像やセリフを変えたシーンなどを交えて振り返りながら、メイとナギサの波乱と愛情いっぱいの新婚生活に加え、こうした登場人物たちの『その後』も描かれる。「あっ、ここが本編と違う」なんて『間違い探し』的に楽しみながら、老いも若きも思う存分『胸キュン』しよう。(よる8時57分放送)
寒山