「夢オチがないシリアスな物語だけを紡げばよかったのに」
面白いドラマだっただけに、こうすればよかったという指摘が多かった。
「夢オチがない方の筋書きだけにしたらいいと思った人が多いと思う。物理的に久住を追うサスペンス。伊吹が久住を恨んでいても殺さないというプロットの捻りでも十分に面白い。それよりもネット犯罪やエトリ謀殺、夜逃げドラッグ工場の協力者逮捕、バックドア利用の実態まで本当は解明すべきことはもっといっぱいあった」
「同感だ。2人が夢から覚めるまでは、どシリアスなのに、夢から覚めて船から飛び降りた後は軽いノリだから、そのギャップについていけなかった。むしろ盗聴のシーンがよかったかな。途中で聞くのをやめて感情的に突っ走ったところだ。これまでの信頼関係なら、最後まで聞いて志摩の本音を確認した上で走った。久住から『感情に任せて一人で来た』と言われても、志摩を心底信用していることで反撃の機会を得て、あの絶体絶命から回避‥だったらよかった。先週までのストーリーが最高だったのに、最終回だけ違和感があった。コロナの影響で端折ったか?それとも期待が大きすぎた?」
最後にこんな称賛の声を紹介したい。
「話数も端折られ、オリンピックも開催されず、クランクイン時には想像もしていなかったコロナ禍でもあり、半年以上の長きに渡って作り上げたドラマ。最後に2人のマスク姿を見て、今の世の中を改めて客観視できた。私は本当に楽しく見せてもらいました。届けてくれた出演者スタッフの皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした」(テレビウォッチ編集部)