「グッとラック!」はレジ袋有料化をキッカケに頻発しているスーパーやコンビニのトラブルをシリーズで取り上げていて、その第8弾はレジハラの呆れた客たちだ。レジハラとはレジの店員が客から受けるハラスメントで、飛沫防止シートを引きちぎる客の映像が流れた。「グッとラック!」が店員100人に聞いてみると、被害はもっとひどかった。
コンビニの20代女性はこう話した。「女性のお客様で、『レジ袋いらない』というので、『ハイ』とご返事したら、しばらくして『だから、いらないって言ったでしょ』と大声で怒鳴るんです。隣のお客様に別の店員が言ったのを聞き間違えたらしいんです」。もちろん、女性客に謝罪はない。
横暴な客「いま大根に触ったでしょ、消毒して!」
スーパーの30代女性店員「『袋詰めしないのは店員がラクしたいからなんでしょ』というので、うちではやっていないんですが、サービスとして差し出されたエコバッグに詰めてあげたんです。すると、『あんた下手くそね。お肉がつぶれちゃうじゃないの』などと、文句を付けられました」
ここまでくると、ちょっと異常という客もいる。スーパーの40代女性店員は「入力済みのカゴに大根を移したら、『いま触ったでしょ、消毒して』って言われました。生の野菜を消毒しろと言われてもねえ。お釣りの消毒を求められることもあります」
キャスターの立川志らく「だったら、大根を消毒してやりゃいいじゃない、シューって。『もう来なくていいです、あなたみたいな人は』と店員が言える社会でいいと思うよ。レジハラは自分より弱い立場の人に言うしかない、寂しい人がやってるんでしょ」
山岸久朗(弁護士)が自分の目撃エピソードを話した。レジ打ちを終わって店員が支払い額を伝えたら、「『アッ、私、エコバッグ持ってたんだ。駐車場の車の中に入ってたんだ』と言って、そのまま取りに行ってしまったんです。(後ろに並んでいる)全員が殺気立ちましたよ。プラスチックごみ削減はあるけど、もう、いいんとちゃいますか、レジ袋買っても」
エコバッグは、初めは珍しくてファッションのように持ち歩いていたが、実際は煩わしくて、レジ袋をめぐるイライラは広がっているということだろう。