〈未解決の女 警視庁文書捜査官/第5話「銀行立てこもり事件」〉(テレビ朝日系9月3日木曜放送)
12年前の殺人現場に残された「三」の文字...銀行立てこもり犯の1人は、当時の事件関係者だった。「三」の意味とは、そして真犯人は逮捕できるのか...

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   閉店間際の銀行に拳銃を持った3人組の男が押し入り、行員らを人質に立てこもる事件が発生した。人質の中には警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係(文書解読係)の警部補・草加慎司(遠藤憲一)の娘で、3年前に妻・陽子とともに家を出ていった草加美里(佐久間由衣)がおり、犯人は「草加という刑事に電話させろ」と警察に要求してきた。

   行内の防犯カメラ映像で、漢数字の「三」が書かれた紙を持たされる美里と、犯人の一人の顔を確認した草加は息をのむ。その男はある未解決事件の捜査で出会った河本直也(矢野聖人)だったからだ。

   その未解決事件とは12年前の3月28日、品川区内の公園で専門学校生・麦野奈津(水谷果穂)が帰宅途中に刺殺された事件だ。地面に奈津が指先で書いたダイイングメッセージと思われる「三」の文字が書き残されており、奈津のアルバイト先の同僚で、奈津にしつこくつきまとっていた大学生・三田良平(佐藤祐基)に真っ先に容疑がかけられた。しかし、三田には完璧なアリバイがあった。

  • 「未解決の女 警視庁文書捜査官」(テレビ朝日の番組ホームページより)
    「未解決の女 警視庁文書捜査官」(テレビ朝日の番組ホームページより)
  • 「未解決の女 警視庁文書捜査官」(テレビ朝日の番組ホームページより)

「12年前の犯人を捕まえろ!」立てこもり犯の要求に草加は...

   奈津の父親が経営する児童養護施設「若麦学園」で育った河本から「必ず犯人を捕まえてほしい」と懇願された草加だったが、懸命の捜査もむなしく三田のアリバイは崩せず、ほかに犯人も特定できないまま捜査は打ち切られたのだった。

   草加が銀行にすぐさま電話すると、河本は約18時間後の翌朝10時までに奈津を殺した犯人を捕まえるよう要求し、逮捕できなければ人質の命はないと通告する。あまりに性急な要求だが、河本は「こっちは12年もまってるんだ!」と声を荒げ、受け付けない。そればかりか、美里に拳銃を突き付けて「お前の親父にも同じ思いを味わわせてやる」と脅す。だが、皮肉なことに、家族が人質となったため、草加は捜査から外されてしまった。

   まもなく河本以外の立てこもり犯が、同じ児童養護施設で育った高村青斗(落合モトキ)と竜崎健一(山根和馬)で、3人とも奈津と仲が良かったことが判明する。高村は河本より2歳年上で、河本と同じ工場で働いていたが、最近リストラされていた。

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