スタジオは「ポスト安倍は菅」で一致!「シナリオは安倍首相の会見前にできていた」との声も。中継ぎでなく、解散総選挙で勝てば長期もあり

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   ポスト安倍は誰なのか。石破茂元幹事長(63)、河野太郎防衛相(57)、岸田文雄政調会長(63)、菅義偉官房長官(71)の4氏が候補に挙がっているが、専門家は「最有力は菅さん」と口を揃える。

   元衆院議員で自民党・石破派だった若狭勝弁護士は「菅さんでほぼ決定かな、という感じを抱いています。菅さんは非常にプライドの高そうな人なので、総裁選で負けるということはあり得ない。自分が勝てるという見通しがあって、出馬を決めたと思う。おそらく、安倍さんが記者会見をする前に、菅さんという方向性が決まっていたのだと私は見ています」と話す。

石破、世論支持は1位でも「権謀数術」に欠けていた

   世論調査では34.3%で1位と、圧倒的な国民的支持を得ている石破氏はなぜダメなのか。ジャーナリストの鈴木哲夫さんは「安倍さんは石破さんだけは絶対に(後継者に)したくない。この2人は、ケミストリーが合わない。お互いにダメなんです。しかし岸田さんは発信力が弱くイマイチだということで、ほかの選択肢に行く流れでしょう」と話す。

   若狭弁護士は石破氏が国会議員に人気がない理由をこう説明する。「自民党の国会議員と親しい関係を持つなど、日ごろからの努力が足りない面がある。本来総理になろうとする人は、来るものは拒まずだけでなく、去る者も食い止めるところがなくてはいけないのですが」

   共同通信社論説委員の柿崎明二さんは「石破さんに足りなかったのは、人望ではなく権謀です。田中角栄の弟子なのに、それができないのはなぜなのか。結局最後は権力闘争です。1番簡単なのは、石破さんが岸田さんと接近して組むことだった。遠いところと組むのが政治権謀術数としては1番ですから」と話す。

   司会の小倉智昭「菅さん自身は1イニング、2イニングの中継ぎで良いと思っているのか、来年の総裁選を踏まえて自分はエースになるのと思っているのか」

   ジャーナリストの鈴木さん「1年で『はい、終わります』ってことはないと思います。もし10月に解散して勝てば、来年の総裁選で勝った菅さんを降ろす必要もなくなる」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト