「24時間テレビ43」が、8月22日土曜の午後6時30分から翌日曜の午後8時54分まで放送されました。43回目となる今年は、「新しい日常」のもとでの「1回目」ということで、例年にはない難しさがあったことと思います。
目を引いたのは、何と言っても、高橋尚子さんとその友達「チームQ」によるチャリテイー・ランです。これは、1周5kmの私道を走り、1周ごとにランナーが10万円を募金するという、高橋尚子さんの企画でした。2つの軸があって、1つ目は高橋尚子さん自身が1人で100kmを走ろうというものです。もう1つは、土屋太鳳さん、吉田沙保里さん、陣内貴美子さん、松本薫さん、野口みずきさん5人の「チームQ」が、リレー形式で110kmを走ります。
途中、いろいろなことはありましたが、高橋さんは目標達成後もまだ時間はあるからと走り続けます。番組のエンディングが近づくと、ほかの5人も高橋さんに伴走し、全員が笑顔でゴールしたのです。こういった"マラソン中継"は、今まで見たことがありませんでした。
本当に、走ることが楽しい感じにあふれていましたし、走ることによって、日本全国を元気に、楽しくしてくれたのではないでしょうか。
「天才!志村動物園」の誕生秘話から出演者・スタッフが家族のようになるまでのストーリー
8月22日の夜9時頃に放送された「誰も知らない志村けん―残してくれた最後のメッセージ」は、主演の重岡大毅君が演じるテレビ局のディレクターに、自然に感情移入ができました。「天才!志村どうぶつ園」で共演していた相葉雅紀君も、志村さんをお父さんのように心から慕っていたのが、よくわかりました。志村さんは、お父さんが亡くなった歳に「天才!志村動物園」を始めたこともあり、番組に"家族"を求めたのではないのでしょうか。
結果「24時間テレビ43」は平均視聴率15.5%を記録し、志村けんさんのヒューマンストーリーは22.6%という高視聴率を収めました。