政府イチオシの新型コロナ対策の接触確認アプリ「COCOA」。厚生労働省によると27日(2020年8月)現在、ダウンロード数は約1518万件で、普及率は約18%と、イマイチ浸透していない。
この「COCOA」の補完アプリを19歳の学生が開発し、あっという間に約1万4000件ダウンロードされている。このアプリの名は「3密チェッカー」。「密集」「密閉」「密接」状態を測定して、密の度合いを知らせてくれる。
発案からわずか2週間で作り上げた
渋谷の繁華街でこのアプリを試すと、すぐに「2密です」と注意された。繁華街から離れた場所に移動すると「1密です」との表示。ブルートゥースと騒音センサーを用いて、3つの密のどの状態にあるかがそれぞれ表示される仕組みだ。
製作者の坂井田逸斗さんは、2019年の「アプリ甲子園」入賞者だ。「COCOAは自分で予防する機能がないので、それを補完するアプリをつくろうと思った」という。発案からわずか2週間で作り上げた。坂井田さんは「まだ、ブルートゥースの性能で数値が変わってしまう部分がある。今後調整を続けて、完成度の高いものにしていきたい」と語る。
山﨑夕貴アナ「2週間で作ってしまうというのが、とにかくすごい」
新潮社出版部長の中瀬ゆかり「すごい!頭が下がる。COCOAの前段階に目をつけ、2週間で作ったところに感激しました」
小倉智昭キャスターは「どのルートで進んだら密にならずにいられるかまでわかるようなものがあったらいい。坂井田君、そこまでやろう!」
文
バルバス| 似顔絵 池田マコト