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ハンカチ王子・斎藤佑樹が引退する。「スポーツキャスターもいいですね」と言っているそうだが、甘く考えていないか?

   最後に、今では噂も聞こえなくなってしまったハンカチ王子の話を。今年で日本ハムへ入団して10年になる斎藤佑樹投手(32)。文春によれば、今シーズン限りでユニフォームを脱ぐそうだ。

   一軍通算15勝。ここ2年連続未勝利。今季の年棒は1600万円。現在は二軍暮らしだが、ここまで1勝3敗、防御率6.57。

   なぜこんな人間を解雇せず置いておくのかというと、「2011年の入団時、『10年は契約を続ける』という約束を交わしていたという話です」(球団関係者)。それの今年は最終年になる。

   さらに、斎藤を擁護してくれた栗山英樹監督が、低迷する責任をとって辞任するそうだ。

   私生活では昨年、学生時代からの知人で元モデルの女性と結婚したという。引退後、斎藤は「スポーツキャスターもいいですね」といっているそうだが、プロで活躍しなかった選手がキャスターになれると思うのは、人生を甘く考えているのではないか。それよりも、奥さんから離婚されないように気をつけたほうがいい。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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