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5人の愛人と不倫をしていた乙武洋匡が海外放浪から戻り、またひと悶着を起こした。子どもたちに会いたいというだが...

   だが、いくつになっても身の処し方がわからない人間もいる。新潮が報じている乙武洋匡(44)もその一人のようだ。

   彼が5人もの愛人と不倫をしていたことを、新潮が報じたのが4年前。一度は夫婦で出直すといったものの、その年の9月に離婚。3人の子どもたちは妻が引き取った。

   だが、乙武がテレビで離婚に至った経緯をべらべらと喋ったため、離婚に際して交わした「守秘義務契約」違反にあたると、元妻から損害賠償請求の提訴をされてしまう。乙武側は、法廷闘争が長引くと自身や不倫相手たちが出廷しなければならなくなるため和解に持ち込んだという。

   その後約1年間かけて37か国を回る海外放浪の旅に出て、それを『ただいま、日本』という本にしたそうだ。

   その彼が昨年、子供たちに会いたいと家庭裁判所に面会交流の調停申し立てをしたというのである。父親としての心情はわかるが、これが子供たちへの強いプレッシャーになっていると、新潮が報じている。

   事情を知る関係者によれば、当初、不倫という意味もわからなかったが、徐々に理解しつつあり、「乙武さんへの嫌悪感が強く芽生え始めている様子です」。また、「海外放浪をまとめたことに関しても、『自慢しているようで気分が悪い』と言っているそうです」

   結局、「お子さんたちは乙武さんに会いたくないという意志を示したと聞いています」。かくして乙武は、申し立てを取り下げざるを得なかったそうだ。

   こうした問題は、子どもたちが大きくなって、男女のことを少し理解するまで、待つしかないと思う。わかればもっと嫌われるかもしれないがね。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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