26日(2020年8月)、お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二(55)が新型コロナに感染したことが所属事務所から発表された。妻でタレントの山口もえ(43)が前日に新型コロナ陽性と診断されたため、PCR検査を受けて陽性と診断された。
相方・太田光(55)とともにテレビ番組だけで10本近くのレギュラーを抱える田中だが、当面は静養し、治療に専念する。太田はPCR検査を受けたが、陰性と診断された。
小倉智昭「詮索されるマイナスのほうが大きいからね」
キャスターの小倉智昭「夫婦は一緒なので感染を防止するのは難しい」
これまでも多くの芸能人が感染を公表してきたが、SNSでは芸能人が新型コロナに感染した場合に公表することに対して疑問の声も多く上がっている。
女優で作家の中江有里「私も体調が悪いと感染が心配になる。もし感染していたらと考えると、申し訳ないという気持ちになるが、実際は誰にでも起きうることで謝罪する必要はないはず。でも、芸能人の場合はあえて公表して伝えることに意味があると思う」
社会学者の古市憲寿「感染したら言わざるを得ない雰囲気がある。仕事のない芸能人も発表しているが、病気は個人情報でもあり、公表は自己判断ですべきもの。それを周りから発表しろと強要するのは行き過ぎになる」
自らも膀胱がんを公表した小倉は「世界中で有名人が名前を出して発表している。公表しないで詮索されるマイナスのほうが大きいので、発表したほうがいいと考えるのだろう」と語った。
元NHKアナで作家の下重暁子は「もし私が感染したら、公表したくない気分はある。感染者への差別の問題は大きく、特に地方では大変だと言われている。ただ、芸能人は影響力が大きいので、ここは犠牲になって公表することで、差別をなくしていくのはいいことだと思う」と意見した。