マスクの飛沫予防、不織布も布も一長一短...。拡散は不織布とポリエステル製が8割カット、綿製は7割だった。スパコン「富岳」が検証

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   新型コロナウイルスの感染防止には、不織布マスクと布マスク、どちらがいいのか――。理化学研究所はきのう24日(2020年8月)、スーパーコンピューター「富岳」を使って素材別にマスクの飛沫拡散防止効果を検証し、結果を公表した。不織布マスク、布マスク(ポリエステル製)、布マスク(綿製)の3種類について、咳をした場合に飛沫がどれぐらい拡散するかを調べた。

   マスクを通り抜ける飛沫が多かったのは、綿、ポリエステル、不織布の順。不織布ではほとんど透過しなかった。一方、頬の隙間から漏れ出す飛沫の量は、不織布、ポリエステル、綿の順に多かった。不織布は通り抜ける飛沫が少ない分、隙間から拡散する。飛沫の体積で比較すると、不織布とポリエステルは約8割抑制され、綿は約7割の抑制だった。

布マスクも一定の効果あり、普通の会話でも検証してほしい

   司会の羽鳥慎一「それぞれ一長一短です」

   菅野朋子(弁護士)「布マスクはあまり効果がないと言われていましたが、これを見て効果はあると納得しました」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「次はぜひ、普通に会話した時の拡散状況や、マスクをしていたらどれくらい吸い込むのを防げるのかを、富岳を使ってシミュレーションしてもらいたいですね」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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