NHK『太陽の子』の特攻隊員役の三浦春馬。泣きそうになりながらも振り向かずに母・田中裕子のもとから立ち去る三浦の目の演技が秀逸だった。改めて彼の死を惜しむ

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小泉進次郎には職責に対する責任感がないのか。行くべきは靖国神社では重油流出のモーリシャスであるはずだ

   お次は小泉進次郎。7月26日に商船三井が運航する大型貨物船「わかしお」が、インド洋のモーリシャス島沖で座礁し、燃料の重油が約1100トンも流出してしまった。

   ここはモモイロバトなどの絶滅危惧種が多く生息し、美しいサンゴ礁やマングローブの林で知られる。この重油流出による海洋汚染は深刻で、生態系の回復には20年以上かかるといわれるそうだ。

   今回、インド人船長が逮捕され、過失があったと認められれば、賠償額は最低でも500億円にもなるという。現地政府は8月6日に環境緊急事態宣言を発令し、世界中に支援を求めた。

   テレビの映像を見ていても、湾岸戦争のときの「油にまみれた水鳥」を思い起こさせる。

   日本の商船が起こした重大な事故である。環境相として小泉は早速手を打ったのだろうと思いきや、フライデーによると、8月11日に現地入りした国際緊急援助隊はたった6名だったそうだ。

   それも任務は情報収集のみ。モーリシャス政府は「環境汚染で生じた損害に関して法的責任を追及する」と表明したが、小泉は何も対応をとらず、8月15日には靖国参拝したのである。

   その後追加で7人派遣したようだが、職責に対する責任感というものがこの男にはないのだろう。「小泉大臣が行くべきは、靖国ではなくモーリシャス」(政治ジャーナリスト角谷浩一)であることは間違いない。

   ついでにといっては何だが、フライデーからもう1本。「GLAY」のボーカルTERU(49)と「PUFFY」の大貫亜美(46)夫婦が破局しているというのだ。

   TERUは結婚していたが、亜美と出逢って大恋愛の末、2002年に再婚したそうだ。破局の理由は、亭主がピュアソウルの持ち主で、彼女がついていくのが大変だったからというのだが、今一つピンとこない。

   まあ、18年も一緒にいれば、飽きもくるし、嫌なところも目に付く。カネには心配ないのだから、無理して残りの人生を無駄に生きることはない。別れろ、別れろ! オレだって別れたいけど、先立つものが......。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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