列島が焼けたフライパン状態だ。19日（2020年8月）は、全国200カ所で猛暑日を記録し、熱中症での搬送が東京都内で130人。東京23区で8月に入って死者103人。おまけにコロナ禍で、今年は汗が臭うという。どういうこと？
マスクの中は汗まみれ、女性はメイクが落ちるわ、汗疹、ニキビにもなる。大阪・正木クリニックの正木初美院長は、相談件数が例年の５倍だという。
「汗を拭く時は、濡れたタオルで。乾いていると温度が下がらない」と正木さん。また冷房に長く当たっていると、汗腺の調整機能が落ちて、外へ出ると汗が止まらなくなったりする。
自分で汗の状態をチェックする７つの方法がコレ
で、汗が臭うのは、コロナによるストレスや外出自粛で運動不足になり、「悪い汗」をかくためだという。汗腺は本来、水分だけを発散させるものだが、機能低下によって水分だけでなくミネラルまで出てしまう。これは蒸発しにくく臭う。ミネラルが出過ぎると熱中症の恐れも増す。
高木美保（女優）「寒暖差アレルギーになったことがあって、7度の差で起こる。今内外の差は７度どころじゃないので、毎朝外へ出て汗をかくようにしている」。これに、正木さんは「正しい対処法です」とお墨付き。
正木さん「ストレスがあると、自律神経のバランスが崩れて、体温調整がうまくいかないとこもある」
自分で状態をチェックする方法があるという。1）あまり水分を取らない。2）あまり汗をかかない。3）汗をかくと肌がベタつく。4）日々ストレスを感じている。5）春や秋もエアコンを使う。6）ほとんど運動をしない。7）入浴はシャワー。このうち３つ以上当てはまると、いい汗がかけていないのだそうだ。
司会の羽鳥慎一「高木さんは？」
高木「顔の異常な汗。若い頃はほとんど顔に汗かかなかったのに」
その汗腺を鍛える方法があるという。シャワーより入浴、扇風機を弱目にかける、涼しい時間帯に適度な運動だそうだ。