コロナ差別拡大に、茨城県がついに「禁止条例」制定へ! 指導や教育に重点、罰則なしに効果あるのか?

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   茨城県の大井川和彦知事は「コロナ差別禁止条例」を作るという。医療従事者やその家族を排除する保育園や学校、治療を受けた感染者の職場復帰拒否や嫌がらせ、入店拒否などが広がっていることへの措置だ。「差別解消のための県による教育やテスト。事業者による社内教育」を行う。罰則はなく、10月(2020年)からの施行を目指しているという。

   キャスターの立川志らく「条例を作らなくてはいけないというのも、情けないね。罰則なしというが、効力はどうなんでしょうかね」と、髙橋知典(弁護士)に聞く。

名誉棄損や業務妨害ぎりぎりの嫌がらせ、もっと踏み込んでは...

   「罰則なくても、お店などで差別的な取り扱いをしていると指導ができる、という効果はありますね。注意をしに来ましたということをはっきり言えます。私は罰則を付けたほうがいいと思いますね。名誉棄損とか業務妨害にならないくらいの嫌がらせって、やはりあって、そういうものに対して、注意したのに続けるようなら、罰金があるとか...。そこまで踏み込んでもよかったのではないでしょうか」

   志らく「個人の家庭にバンバンきた時に、警察が動いてくれるということがあればねえ」

   望月優大(ウェブマガジン編集長)は「SNSへの対処が必要だ」と話す。「公的な機関が、差別はよくないというスタンスをはっきりさせる意味はあります。ただ、SNS(による誹謗・差別を)地方の条例でどこまでカバーできるか。これからはSNSへの対応が求められると思います」

   自治体が「駆け込みサイト」を作って、こんな差別が行われたと公表してはどうか。

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
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