熱中症で救急搬送された人が8月(2020年)10日から16日までの一週間に全国で1万2804人。東京23区ではおととい17日までに79人が死亡し、このうち夜間が32人にのぼった。「夜間の室内でも注意すべきことは」と、キャスターの水卜麻美アナウンサーが夜間熱中症の危険について問いかけた。
熱中症と建物の関係を研究する伊香賀俊治・慶応大教授は「コンクリート住宅は石の塊で、熱を蓄えて温度が下がらない。断熱材が不十分だと、室内温度が一気に上がることある。オーブンの中で寝ている状態です」と指摘する。実際に測ってみると、室外気温が日中33度、夜間26度でも、室内の天井は日中32・4度、夜間33・4度だった。
エアコン使用時は長袖や掛布団で寝冷え予防もお勧め
司会の加藤浩次「高齢者は自分の体温が分かりずらい」
宮崎哲弥(評論家)「加齢により感覚が鈍る。自分の感覚を頼りにしてはいけないかも」
人によって暑さの感覚はちがい、寝冷えを心配する人もいる。エアコンの設定温度と室温はイコールではない点にも注意がいる。枕元に温度計を置き、長袖や掛け布団で素肌が冷気に触れる部分を少なくするのがお勧めだという。
松田丈志(元水泳日本代表)「うちは隣の部屋のエアコンをつけて、扉を開けて寝ます。子どもは布団から出てしまうので、最初から厚手のものを着せます。環境に適した形を見つけます」
近藤春菜(お笑い芸人)「私はつけっぱなし。のどをやられるので、マスクをしたりしています」
水卜「私はタイマーをつけて、半そで短パンで、暑いままでも寝ています。きょうからちゃんとやります」