テレビ朝日系の人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」のスピンオフドラマ「ドクターY~外科医・加地秀樹~」に、米倉涼子(45)が出演することが決まった。米倉は27年間所属した芸能事務所「オスカープロモーション」を3月末に退社しており、今回が独立後初のドラマ出演となる。
この夏は自粛生活によりテレビドラマの視聴者が増えており、TBS系「半沢直樹」は平均視聴率が連続20%超えを記録する「一人勝ち」状態になっている。他局も負けてばかりいられず、テレ朝はスピンオフながらも米倉の出演で視聴率アップを狙う。コロナ禍の中、ドラマの視聴率戦争はこれからも激化しそうだ。
加地の愚痴の聞き役だが、治療のヒントを与える
「ドクターY」は2016年に始まった勝村政信主演のスピンオフシリーズで、今回はその第5弾となる。東帝大学病院を追われ、私立の名門・成鏡大学病院に客員准教授として招かれた加地秀樹(勝村)は、バスケットボール界スーパースターの手術をサポートするために呼ばれたフリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)と再会。東帝大に復帰したい加地は、この機を利用して足がかりを作ろうと画策する。香坂隆史が脚本、山田勇人が演出を担当した。
米倉は本作のドクターX・大門未知子役で出演。神原晶役の岸部一徳とともに加地の愚痴を聞き、治療に関するヒントを与える役どころで登場する。
米倉が大門を演じるのは、独立前の昨年10~12月に放送された「ドクターX」最新シリーズ以来。米倉は「まだそんなに長い時間がたった気もしないし、何の違和感を覚えることもなく未知子になっています。自分でもびっくりしちゃう」とコメントしている。
ドクターXは2012年にシリーズが始まって以来、6シリーズ続いている米倉の代表作。平均視聴率は安定して20%前後を取っており、2019年最新シリーズの全話平均視聴率は、同年に放送された民放ドラマで最高の18・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。(テレビウォッチ編集部)