お盆休み最終日の16日(2020年8月)は静岡県浜松市の天竜区で最高気温40.9度を記録するなど、全国的な猛暑になった。東京消防庁によると、都内では午後9時までに6~99歳までの男女214人が熱中症の疑いで救急搬送され、そのうち70~90代の6人が重篤な状態で、15人が重症だという。
気象予報士の天達武史は「実は熱中症というのは、昼間よりも夜、警戒しないといけません。浜松市の市街地では、午前5時になっても31.3度でした。いわゆる超熱帯夜です」と注意を呼びかけた。
去年(2019年)の東京23区の熱中症死亡者数は、日中が38人、夜間が40人、不明が57人で、夜間が多いのがわかる。屋内での死亡者のうち85.3%がクーラーを使用していなかったそうだ。
夜間熱中症は昼間の熱疲労と発汗も関係、水分こまめに
「とくダネ」は、寝る前にエアコンを消した場合の室温の上がり方を検証した。午前0時にクーラーを止めた瞬間は23.7度だったが、そのわずか30分後、室温は30.1度にまで上がっていた。「タイマーだと切れてからすぐに室温が上がってしまいますので、付けたままにしてください」と天達。
東京曳舟病院の三浦邦久副院長によると、夜間熱中症が多いのには昼間の熱疲労と発汗も関係すると言う。夜も大量の寝汗をかくので、水分を取らないと熱中症になりやすい。
では、どのように水分を取るのがベストなのか。三浦副院長は外出前と外出後の体重を測定し、発汗で減少した分の約8割の水分をゆっくり摂取することをすすめる。例えば、500グラム減ってしまった場合は、8割の400mlの水分を30分に1回ずつこまめにとると良いそうだ。
司会の小倉智昭「寝ている間の温度設定、どのくらいにするのか悩みません?30度を超えてくると27度でも十分涼しく感じますから、僕はだいたい27度くらいにしていますが」
深澤真紀(獨協大学経済学部特任教授、コラムニスト)「快適エコ自動みたいなモードで、機械にお任せです。自分で考えられないので、機械を信じています」