何かの配慮なのか、カットされたシーンがもったいない
ドラマ自体に関してもさまざまな声があった。
「ドラマ自体がとても素晴らしかった。そして、三浦さんが語った通り、イマジネーションを膨らませてこの作品の真のメッセージを受け取ることを、ご本人も、そして演者、スタッフの皆さんも、きっと望んでいると思う。シュウ、セツ、ヒロユキという若者たちのこと、あの時代、そして今という時代を考えた時、私たちは今、何を見据えて、未来に何を繋げて行かなければならないか。そういう沢山のメッセージが詰まっていた。俳優陣の素晴らしさもワンシーンごと、深い感慨がありました。柳楽さんのシュウ、有村さんのセツ、三浦さんのヒロユキ。田中裕子さん、イッセー尾形さんも、声色や、無言の演技、ほぼほぼ泣きっぱなしでした」
「何だかダイジェスト版を見せられたもどかしさを感じた。三浦春馬さん演じる裕之と柳楽優弥さん演じる修が海水浴するシーンで、裕之が、浜辺でふたりを見つめる有村架純さん演じる世津に、『世津、お前も来い...』と、誘う場面が完全にカットされていた。メイキング映像ではこのシーンの撮影現場で春馬さんにインタビューをして、こうしたカラッとした場面と暗い心情の場面と対比できるよう心がけて演じている、と春馬さんが答えている。番宣で繰り返し流れていたシーンなのに、なぜカットされているのか理解に苦しむ」
「メイキングで観て、思っていたより短く編集されていた。3人で楽しく過ごすシーンは消えていたし、入水のシーンもさらっと終わってしまった。何か配慮したのかもしれないが、三浦春馬さん含め、柳楽さん・有村さんの演技が素晴らしいのでもったいない。柳楽さんの科学者としての苦悩ももっと深く、有村さんの気持ちや背景ももっと掘り下げられるでしょう。もちろん三浦さんの演技をもっと観たい。いい作品でもったいないので、もっと深く長く編集しなおして再度放映してほしい」(テレビウォッチ編集部)