世界では、どんな新型コロナ対策がとられているのか。「感染防止か経済活動再開か、各国のさまざまな対策を見ていきます」とキャスターの水卜麻美アナウンサーが取り上げた。
フランスのパリは、5月にロックダウンが解除されたが、今月(2020年8月)10日には屋外でのマスク着用が義務化された。違反すると1万7000円の罰金だ。SNSには反対デモの呼びかけが広がり、街にはマスクなしで寛ぐ姿もある。
ベネズエラの首都カラカスからは、炎天下の路上でマスクをつけてうずくまる大勢の映像が届いた。周りには銃を構えた兵士がいる。外出禁止令に違反した罰だそうで、警察官が取り締まりに街を巡回している。
外出禁止令違反の罰で炎天下に座らされるベネズエラ
ニュージーランドは市中感染者ゼロが100日以上という押さえ込みに成功したが、11日にオークランドで102日ぶりに感染者4人が出た。アーダーン首相はオークランドの警戒レベルを一気に2段階引き上げ、3日間の外出制限などを発表した。「ニュージーランドはまったく陽性者を出さない方針でやっている」(ニッセイ基礎研究所の髙山武士准主任研究員)というが、今年のGDP予測値はマイナス11・3%(日本より6・4%低い)だ。
司会の加藤浩次「感染者数は減っても、経済が回るか。海外から入ったらどうかもあるしなあ」
オーストラリアのように「集会・仕事」「教育」「カフェレストラン」などと社会活動を10ジャンルに分けてフレームワークをこと細かに示す国や、マスクを推奨しないスウェーデンのようなところもある。
日本感染症学会指導医の水野泰孝医師は「国民性も意識も違う。各国の対策が日本にあてはめられるのかは、議論の余地があります」
大畑大介(ラグビー元日本代表)「うまく戦えている・いないを検証して参考にすることが大切です」
近藤春菜(お笑い芸人)「個人では何をしたらいいかをもう一度考えたいですね」