サイレンを鳴らす救急車を無視して10台が走行、右折できず 群馬の国道のマナー違反に山本一太知事も激怒

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   サイレンを鳴らしている救急車が交差点で右折しようとしているのに、走行する車は停車することなく次々と道路を通過していく――。そんな動画が今週ツイッター上に投稿され、数百万回再生されるなど物議をかもしている。

   撮影された場所は、群馬県館林市の国道354号「つつじが岡入り口」交差点で、山本一太知事は「県民の皆さん、緊急車両には道を譲っていただくようお願いします!人の命がかかっています!」とツイッターで苦言を呈した。

見通しのよい交差点、救急車に気づかないとは考えにくい

   投稿された画像を見ると、救急車は「右に曲がります。ご注意下さい」とアナウンスしながらサイレンを鳴らすが、走行車が止まらず救急車は交差点を右折できない。時間にして19秒、大型トラック2台を含む10台の車が、サイレンを無視して通り過ぎていった。

   映像と同じ時間帯に現地で取材したが、見通しはよく、救急車に気づかないとは考えにくい状況だった。

   司会の小倉智昭「なぜ止まらないのだろう?普通、止まらなきゃいけないでしょ?」

   動画の「音」に注目すると、交差点を右折しようとしている救急車は「ピーポー音」と「ウー音」を重ねて発している。プレゼンターを務めた元サッカー日本代表の鈴木啓太は「ウー音は交差点に入る時に鳴らすのです。知らない人が多いと思いますが、ウー音は合図です。覚えておいてほしい」と解説。

   若狭勝弁護士は「これは紛れもない道交法違反。緊急自動車の優先に関わる違反で、反則金6000円、これを払わないと5万円以下の罰金になる」と話す。

   伊藤利尋アナ「さすがにここまで救急車を無視することはありえない。音の問題ではなかったのかと思う」

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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