海外ドラマにあるような、笑いあり、涙ありの女性同性愛者たちの恋愛を描いたドラマを制作したいと、当事者たちが立ち上がった。
同性愛の人も、そうでない人も楽しめるようなドラマにして、「本格的に日本のLGBTQ(性的マイノリティーの人々)の価値観を変えていきたい」とクラウドファンディングによる寄付金の受付を開始したのだ。
8月7日(2020年)からドラマ制作のクラウドファンディングを始めたのは、「LGBTQ拡散委員会」(代表:西原啓子)。250万円を集めることを目標にしている。
新宿2丁目を舞台にレズビアンやバイセクシャルの群集劇
ドラマは、東京・新宿2丁目を中心にレズビアンやバイセクシャルの女性たちの恋愛や人間模様を描いた群集劇にする予定で、同地域に20店舗ほどある店の従業員や客を中心に、企画者、監督、撮影者、脚本家、演者をすべて当事者で揃える。通常のテレビドラマに劣らない作品に仕上げ、youtubeなどの無料配信媒体を使って届けたいとしている。
代表の西原啓子さんらはこうコメントしている
「ゲイさんやニューハーフさんなど、一昔前からメディアに露出されているジャンルの皆さまもいらっしゃいますが、まだまだ女性同士の恋愛がより身近にあるという事を知らない方は沢山いらっしゃいます。いまだに同性が恋愛対象である女性の約8割がカミングアウトできていないのが実態です。そんな人たちが一人でも多くこの作品を見て、気持ちが楽になったり、異性愛者の方々にとってもより身近に感じたりする事が出来ればと思い、皆様のご協力を募集させて頂くことに致しました」(テレビウォッチ編集部)