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落ち目の三度笠、安倍首相にソックリの土下座銅像が韓国に。やつれ方までそっくりだ

   落ち目の三度笠、安倍首相にソックリな銅像が韓国・江原道の自生植物園に置かれたことが話題である。しかも、10代に見える慰安婦像に土下座しているというのだから、嫌韓派はここぞとばかりにいきり立っている。

   菅は「国際儀礼上、許されない」と発言し、文在寅大統領も遺憾を表明しているようだが、ただでさえ拗れに拗れている日韓関係がより混迷することは間違いないだろう。

   これを創ったのは植物園のキム園長だが、彼も当初は「安倍をモチーフに像を造成した」といっていたが、反響が大きくなると、「謝罪する立場にある全ての男性を象徴した」といい換えているのだが、新潮のグラビアを見れば、まごうことなく安倍首相である。それもやつれ方などは今の安倍首相にそっくりである。

   いつものように日本の保守派は、何度謝ればいいのかと不快感を示し、韓国側は謝罪を求め続ける。

   私は、ドイツのように、歴代首相がナチ時代の非道を謝罪し、自らの誤った過去を裁き続けるというやり方が、参考になると思っている。殴ったほうは忘れても、殴られたほうはいつまでも痛みを忘れはしない。お互いがいがみ合うのではなく、理解するまでとことん話し合う。それしか解決の道はない。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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