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NHK政治部幹部の飲み会。「3密に注意しましょう」と呼びかけていた岩田明子までが「3密」だぞ

   けしからん奴らは他にもいる。デイリー新潮(8月4日付)は、「NHK政治部幹部」たちが「フェイスシールド飲み会」をやっていたと報じ、その日の集合写真を掲載している。

   「この集合写真は、ただの会社の飲み会ではない。7月22日、赤坂で開かれたNHK政治部の送別会で撮られたものなのだ。呼びかけ人は、写真中央で体を乗り出し、一番はっちゃけている原聖樹政治部部長。紅一点、テレビで見覚えのある顔も。『ニュースシブ5時』のコメンテーターとしておなじみ、安倍総理にもっとも近い記者と言われる岩田明子解説委員だ」

   おまけに、シールドをしてはいるが、みんなで肩寄せ合って鍋をつついているから、超3密状態である。お前たちは、ニュースで「3密は避けよう」「大勢で集まるのはよしましょう」と毎日連呼しているではないか。

   私は、NHKは国策会社だと思っている。政府のいうことを、何の検証もせずに垂れ流すのだから、戦前と何も変わってはいない。NHK政治部の連中は権力の走狗ではなく、ヒトラーを守っていたナチの親衛隊の気分でいるのではないのか。

   けしからんのはメディアだけではない。全国知事会長である飯泉嘉門徳島県知事、お前もか!飯泉は7月9日に、3密の危険がある場所には十分注意せよと「とくしまアラート」を発令した。

   その翌日、自身の誕生会を市内の居酒屋で開き、70人ほどが集まり、ドンチャン騒ぎを繰り広げていたというのである。こんな奴らに、自粛だ、お盆に帰省するなといわれたくない。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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