きのう6日(2020年8月)の新型コロナの新規感染者は東京で360人、また大阪225人、千葉76人、神奈川119人で最多を更新した。1カ月半ぶりに会見した安倍晋三首相は「3密を避けるなど、感染防止策の徹底を」と述べたが、帰省の自粛は求めなかった。帰省の自粛は各県知事の方が切実だ。
安倍会見について司会の羽鳥慎一は「みなさんにお任せします。動く時は気をつけて、という感じでした」
吉永みち子(編集者)「国として基本どうするかがはっきりしない。指示を受けた人たちも、それぞれの判断で動く。私たちはさらに勝手に判断している。消化不良な会見だった」
「小池知事は感染者の数と自粛の呼びかけくらいしか言わない」
小池都知事は「この夏は特別な夏、都外への旅行や帰省、夜間の会食や遠出を控えて」と呼びかけた。しかし、白鴎大教授の岡田晴恵さんは「帰省を控えるという呼びかけは、消極的な対策です。より根本的には、PCR検査を積極的にやるとか、が必要」という。
長嶋一茂(タレント)「この半年、小池さんは感染者の数と自粛の呼びかけと緊急事態を出すかどうかの3つしか言ってない。これなら誰にでも言える。もっと数値化したものを出してもらいたい。税金をどこに使ったかも説明したほうがいい」
モーニングショーのアンケートでは「帰省しない」が30人、「する」が17人だった。
岡田さんは「いくら注意しても、人が移動すれば感染は広がる。現在の状況は、6月の経済再開の結果、無症状の人が運んだものが顕在化したものだ」と見る。
コメンテーターの玉川徹「アンケートの中で、自費で検査をという人がいた。できればいいが、検査には1人数万円かかる。お金のない人にはできない。不公平だ」
長嶋「検査で陰性を確かめてから旅行するほうが、よっぽど経済にはいい。検査を保険で安くできるようにするほうがいいはずだ」