安倍晋三首相はきのう6日(2020年8月)、6月18日以来49日ぶりに記者会見に応じたが、早々に切り上げ、発言もこれまでの繰り返しばかりだった。「グッとラック!」は、噂されているように体調が悪いのではないかといぶかった。
会見は15分ほどで、最後に朝日新聞の記者が「総理、まだ質問があります」と手を上げると、首相官邸報道室の男性職員が「だめだよ、もう終わり、終わり」と手をつかみ、司会者も「予定の時間を過ぎておりますので、終了させていただきたいと思います」と打ち切った。安倍首相も「コロナウイルスについて、割と時間をとって話させていただきました。ありがとうございました」と、さっさと立ち去った。
安倍首相はとにかく一刻も早く会見場を去りたい印象
新型コロナについては9分30秒触れたが、感染者が最多になっていることには「高い緊張感のもと、状況を注視しいていく」とお座なりだった。この同じフレーズをこれまでも3月14日、7月9日、7月14日、7月31日に繰り返してきた。およそ、国民に何かを訴えようという姿勢は感じられず、とにかく一刻も早くその場を去りたいという印象だった。
キャスターの立川志らく「春先にはもっとたっぷり話していましたよね。体調が悪いと言われていますけど、そこが少し心配ですねえ。長くしゃべると、体調的に何か不安があるんじゃないかと...。(会見は短かったが)自分はこれでも精一杯しゃべったんだということなのかな。あくまでも邪推ですが」
コメンテーターのアン ミカ(モデル・タレント)「確かに、ちょっとスリムな感じに見えたので、体調の心配というのはあるんですが...」
山崎大祐(社会起業家)もこう指摘する。「僕は結構心配なんですよね。というのは、会食を以前は批判されていましたが、(最近は)会食もしてなくて、ほとんど6時以降、自宅にまっすぐ帰っている状況がずっと続いているんです。(国会も開いていない)このタイミングでどうしてと考えると、健康理由ぐらいしか見当たらなくなっちゃう」
司会の国山ハセンが「健康理由、まだわかりませんけどね」とお茶を濁して、この話題は終わった。