三浦春馬は子供の頃、母親が大好きで母親のような年上女性に親しみを抱いた。だから5歳年上の蒼井優と付き合った時期もあったが、母親は変貌していった...

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   三浦春馬の自殺の原因は、実母、および義父、実父とのカネを巡る確執に悩んだためだと、文春は結論付けたようだ。

   幼い頃の両親の離婚、母親との二人だけの生活、母親の再婚と、「奔放」な母親とともに三浦は多感な青春時代を送ったが、傍から見ても母子は仲がよく、絆は強く見えたという。しかし三浦がスターへの階段を上るにつれ、息子にカネが入って来ると、母親はそれを湯水のように使って、生活も親子関係も変容していったようだ。

   三浦と親しかったAは、今から約3年前、こんなことを打ち明けられたという。

   「結局お金のことばかり。今はとにかく両親と関わりたくない。二度と会いたくない」

  • 三浦春馬(2012年撮影)
    三浦春馬(2012年撮影)
  • 三浦春馬(2012年撮影)

実父からも「お金が苦しいから支援してほしい」と頼まれ、ひどく落ち込んでいた

   母親には携帯電話の番号も教えず、「頭に来たから、地元の役所に行って、籍を抜いてきた」といったそうだ。三浦の「遺書」には、「母とは5年以上会っていない」「自暴自棄になり、どう死のうかといつも考えていた」と記されていた。

   幼い頃に別れ20年ぶりに会った実父からも。「お金が苦しいから支援してほしい」と頼まれ、ひどく落ち込んでいたそうだ。

   母親の妹は、「母子の縺(もつ)れについて」文春に聞かれ、こう答えている。

   「やっぱり、そういうことはあったんじゃないのかなって思いますね。私生活だって、だんだん派手になっていったしね。持っている車だってそう。(中略)みずから命を絶ったということは、よっぽど悩んでいたのでしょう」

   三浦春馬は女性観について聞かれると、「年上の女性のほうが頑張り過ぎないで良い」と答えていたという。実際、2013年の夏頃には、5歳年上の女優・蒼井優と付き合っていたそうだ。

   子供の頃は母親が大好きで、母親のような年上の女性に親しみを抱いた。だが、その母親がカネに執着して変わっていく姿が、彼には許せなかったのかもしれない。

藤田ニコルまで退所するオスカー、古賀会長はそれでもパワハラ娘婿を社長にすえる気のようだ

   さて、新潮は、藤田ニコル(22)が「オスカープロモーション」とギャラの配分を巡ってもめ、独立するかもしれないと報じている。

   「オスカー」といえば、古賀誠一会長が一代で築き上げた「美の総合商社」で、6500人ものタレントを擁している。だが、このところ忽那汐里、岡田結実、長谷川潤、ヨンア、草刈民代らが次々に退所していった。

   そして3月末には、『ドクターX』シリーズで稼ぎ頭になった米倉涼子までが独立してしまったのだ。いったい何が起こっているのか?

   以前から報じられているように、古賀会長の娘と結婚した娘婿・堀和顯(かずあき)専務のパワハラや経費の締め付けが厳しいため、第一線で活躍していた社員が次々に辞めてしまった。

   それに呼応する形でタレントたちが辞めていくという「悪循環」に陥っているというのである。

   だが、古賀会長は、この非常事態にもかかわらず、堀を社長に据える方針は変えていないようだ。ビジネスにも強いが、情にも厚い古賀の人間性を慕っていたタレントが多かったのに、このままではさらに退所する者は増えるに違いない。まだ80歳、ボケる年ではないと思うが。

綾瀬はるかも密かに独立した。個人事務所の名前はあの韓流俳優にちなんでいる

   新潮が、綾瀬はるかもホリプロから独立して、密かに「タペストリー」という名の個人事務所を立ち上げていたと報じている。

   事務所の名前は、昨年亡くなった父親と2人で話して考えたという。綾には「人生の綾」という意味もあるし、「織りなす」というイメージにしたと、綾瀬の親族が話している。

   件の親族は、韓流俳優との結婚などないと否定しているが、昨年と今年の綾瀬の誕生日に、その俳優が投稿した動画は中島みゆきの「糸」である。何やら、この結婚話、意外に意外な展開になるかもしれない。

安倍は解散総選挙を諦めていない。だが、各種調査は自民党の惨敗という結果だ

   ところでJNNが8月1、2日に行った世論調査が話題だ。内閣支持率は35%まで下落し、不支持率は過去最高の62%になったというのである。

   「GoTo」トラベルキャンペーンについては、評価しないが66%で、評価するの25%を大きく上回ったのだ。

   数々の不祥事や、コロナ感染対策のお粗末さに、おとなしい日本人も、さすがに堪忍袋の緒が切れたのである。だが、安倍首相は、任期中に憲法改正を成し遂げるためにも、解散総選挙を諦めていないという。

   では、解散総選挙をすれば自民党はどうなるのか、ポストとサンデー毎日が予想をしている。とくとご覧あれ。ポストによれば、安倍の任期から見ると投開票日は10月25日しかないそうだ。

   総選挙を主張している麻生太郎は、消費税を5%に引き下げるという公約を掲げろと、安倍に進言しているといわれる。

   どうせ、消費税を元に戻すのは自分じゃない、そう開き直れというのだろうが、今度ばかりは、年寄りだけではなく、若者たちも怒っている。

   彼らが投票に行けば、集票力が落ちている公明党では支えきれない。一方の野党も、選挙区の候補者が重ならないように調整できているから、今回は、解散するなら受けて立つと待ち構えているというのである。

   結果、自民党は284議席を216議席に落とすと、ポストで政治ジャーナリストの野上忠興が予想している。野党は、152議席から225議席に躍進するそうだ。自民党は壊滅的な敗北を喫するというのである。

   ではサン毎のほうはどうか。こちらは選挙プランナーの三浦博史が予想しているが、自民党22議席減、野党33議席増と見ている。ポストと比べれば激減ではないが、減らすことは間違いないようだ。

   朝日新聞(8月5日付)は連載「長期政権の果てに」の中で、昨年後半、党の選対本部が極秘裏に試算したものによると、「野党候補の一本化」ができたという前提で、「自民党64議席減」という結果が出て、党幹部らに衝撃が走ったと報じている。

   今の安倍政権は、当時より、コロナ対策の不手際もあり、さらに逆風が吹いていることは間違いない。私見では、ポストの予想のほうが実態に近いのではないかと思う。

安倍は、よほど昭恵の顔を見て飯を食うのが嫌なのか、官邸で弁当を食べてから私邸に戻る

   そんな中でも安倍首相は、「何としても来夏、東京五輪をやる。中止というわけにはいかない」と決意し、プロジェクトチームの人選作りが、霞が関で極秘に進められていると、文春が報じている。

   もちろん、「完璧な形」ではなく、どうすれば開催が可能かを探ることになるのだろうが、決意は固いという。どうやらオジイチャンの岸信介に対する対抗心からのようだ。

   安倍は、「私は五輪を招致したときの首相であり、開催したときの首相になる」と常々言っているそうだ。岸は1964年の東京五輪を招致したときの首相だが、開催前に退陣しているからだというのだが、あまりにも子供じみた考えではないか。

   それに、安倍には体調不安がある。FLASHは、7月6日、安倍が首相執務室で「吐血した」と報じている。その日の首相動静を見ると、小池都知事と意見交換、杉田官房副長官、今井首相補佐官が官邸に入っているが、「午後4時34分まで約5時間強、たしかに『空白の時間』があったのだ」(FLASH)

   記者から質問された菅官房長官は、問題ないと切り捨てたが、体調不安説は永田町を回っている。

   文春も、側近が「安倍の顔色がよくない」と心配し、7月22日に二階幹事長らとステーキ店を訪れた際も、安倍は「サーロインを少々」と注文し、ワインも少し口をつけた程度だったと報じている。安倍の最大の敵は、持病の潰瘍性(かいようせい)大腸炎であることは間違いない。

   この病には、規則正しい生活とストレスを溜めないことが大事なようだが、それができない事情が家庭内にあるようだ。

   安倍首相は、毎晩、官邸の自室で出前の弁当を食べてから自宅に帰ると、現代が報じている。なぜ自宅で夜食を食べないのか? 妻の昭恵は料理下手で知られているが、それなら「出前館」で自宅にデリバリーしてもらったらいいのではと、下々は考える。

   よほど、昭恵の顔を見て飯を食うのが嫌なのだろう。ほとんどが孤独の一人飯だという。さすがに食べるものは、官邸に近いホテルニューオータニにある「なだ万」から取り寄せているらしい。

   6500円の「野立弁当」を基本に5種類をローテーションしているという。寂しくかきこんでから、公用車で家に帰るそうだ。日本一孤独な夜食という図である。早く退いて、たまには「すき家」でうな牛でも食べてみたらどうだ。おいしくてほっぺが落ちるで。

上皇は東日本大震災の時、すぐに被災者に会いに行かれたが、コロナの今、天皇はステイホームでよいのか、と新潮はいうが、いいじゃないか

   新潮は巻頭で「天皇の沈黙」という特集を組んでいる。要は、上皇は、東日本大震災の時、すぐに行動を起こし、被災者に会いに行かれたが、今回のコロナで、天皇は何もしないではないかというのである。

   高齢の英国のエリザベス女王も、感染の拡大を受けてウインザー城に避難していたが、4月5日にはテレビで演説し、英国民の3分の1以上が視聴した。なのに、天皇はというのである。

   新潮によれば、宮内庁侍従の記者レクで、ベテラン記者からこんな質問が出たそうだ。

   「コロナや豪雨災害でのご進講を重ねても、活動なさらないと象徴性は発揮できないのではないか」「現在の動けない状況は、象徴たりえないと思います。重大な岐路にあるのでは」

   私は、天皇皇后が「ステイホーム」という生活スタイルを実際にやっているのだから、それで十分だと思うのだが、新潮はそれではお気に召さないらしい。ZOOMを使えばいいという声もあるようだが、天皇にまでテレワークをさせることはあるまい。(文中敬称略)

元木昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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