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上皇は東日本大震災の時、すぐに被災者に会いに行かれたが、コロナの今、天皇はステイホームでよいのか、と新潮はいうが、いいじゃないか

   新潮は巻頭で「天皇の沈黙」という特集を組んでいる。要は、上皇は、東日本大震災の時、すぐに行動を起こし、被災者に会いに行かれたが、今回のコロナで、天皇は何もしないではないかというのである。

   高齢の英国のエリザベス女王も、感染の拡大を受けてウインザー城に避難していたが、4月5日にはテレビで演説し、英国民の3分の1以上が視聴した。なのに、天皇はというのである。

   新潮によれば、宮内庁侍従の記者レクで、ベテラン記者からこんな質問が出たそうだ。

   「コロナや豪雨災害でのご進講を重ねても、活動なさらないと象徴性は発揮できないのではないか」「現在の動けない状況は、象徴たりえないと思います。重大な岐路にあるのでは」

   私は、天皇皇后が「ステイホーム」という生活スタイルを実際にやっているのだから、それで十分だと思うのだが、新潮はそれではお気に召さないらしい。ZOOMを使えばいいという声もあるようだが、天皇にまでテレワークをさせることはあるまい。(文中敬称略)

元木昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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