多部未華子(31)が主演するTBSドラマ「私の家政夫ナギサさん」第5話が4日(2020年8月)に放送され、平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が14・4%と最高を記録した。うなぎ上りに人気が高まっている。
第5話は、ヒロインの相原メイ(多部未華子)の一家が父・茂(光石研)の還暦祝いを機に、仲たがいしていた母・美登里(草刈民代)と妹・唯(趣里)の関係が修復されるというストーリー。ネット上では「全員いい人ばかりの癒されるドラマです」「泣けて、泣けて、涙がとまりませんでした」という称賛の声であふれた。
ナギサ人気が急上昇、視聴率も過去最高の14・4%に
物語は、メイが医師の肥後(宮尾俊太郎)から結婚を申し込まれる一方、同僚の薫(高橋メアリージュン)も、ライバル製薬会社MRの田所(瀬戸康史)に告白し、急接近。メイは田所が隣人であることを薫に告げるべきか悩んでいた。そんな中、メイの父・茂の還暦祝いを自宅でやることに。母・美登里と唯との仲を取り持ちたいメイは、スーパー家政夫・ナギサ(大森南朋)に協力を依頼する。
すっかりナギサさんに心を許しているメイは、自分もナギサさんについて知りたいと思うようになる。すると、何とナギサさんが過去にMRをやっていたことまでわかる。一方、田所にも何やら秘密がありそうで......という展開だった。
ネット上では、こんな称賛の声であふれている。
「多部ちゃんの表情がコロコロ変わって、見ていて本当に飽きない。共演者の方も言っていましたが、想像を超えた演技をしてくる。でも、それが大袈裟ではなく自然。大森さんも瀬戸くんも、いやキャスト全員が自然体。現場の雰囲気もいいのだろうなって、ドラマ見ながら感心しています。メイちゃんの家族が1つになって本当に良かった。感動しました。」
「茂パパの還暦祝賀パーティー。一皿、また一皿と、相原家の思い出メニューが出されるたび、癒され、修復されてゆく美登里さんの心...。メインディッシュのハンバーグは、美登里ママの完成品に娘2人がカスタマイズした、かけがえのない家族の味。メイや唯の存在があったからこそ、より味わい深くなった、まさに相原家の象徴だったのですね。サングラスやマスクに隠された奥で、涙に濡れる唯の表情。趣里さん、流石の演技力ですね」
「私もユイのように母と距離を置いていた。ごめんね、お母さん」
「回を重ねる毎にメイとナギサさんの心の距離が縮まり、絆がどんどん深まってゆく...。相原家に優しく寄り添うナギサさんの、はにかむような笑顔...。まるで自分の事のように嬉しく感じます。履歴書(半導体、MR...)からも判明した、彼の想像以上のオールマイティーさ。メイに似ているというナギサさんの元部下の女性のことも含め、彼の秘められた過去がますます気になります」
「悪い人がいないので、ゆるく優しい気持ちで見ていられる、この時期にはすごくいいドラマです。意地悪な人や、敵、ハメる奴、がいないですね。だから癒されるのです。悪役なしでもドラマが成り立つのならこういうドラマ、ワンクールに一本は作って欲しい」
「同感です。日曜の『半沢直樹』で体力が消耗するので(笑)、火曜日のナギサさんに癒されるのを毎週楽しみにしていますよ。今回も涙腺決壊しました」
「いつも面白く見ていましたが、昨日は家族愛があふれて感動しました。メイちゃんとなぎささんの雰囲気も自然体でお似合いだと思いました。田所さんの秘密も気になりますし、来週も楽しみです。」
「ナギサさん役が大森さんで良かったと思います。父親ほど年上過ぎず、同年代でもなく、そして見た目がカッコ良過ぎず。ナギサさんの温かな人柄が感じられて、人間味があります。変にビジュアルだけカッコよすぎると、どうしても恋愛一辺倒になりがちです。メイとナギサさんの関係が家族でもなく、友達でもなく、恋人でもなく...。だから安心して何でも話せる気がします。相手のことが気になりだして、ヤキモキしだして、メイがかわいいです」
草刈民代の母の名セリフに涙腺が決壊した人が多かった。
「草刈民代さん、さすがって感じでした。『どんなに成長して大人になっても、憎たらしいこといったり、いうこと聞かなくなったりしても、小さくて可愛いこの頃のイメージが重なるのよね。学校卒業して、社会に出ても、どこにいても、この頃のままなのよ、親にとって』このセリフに涙腺崩壊しました」
「同じく! 神回の神セリフでした!」
「メイちゃんとユイちゃんをおもう母心。私も同じだなって思いました。自分の理想をどうしても子供に託したくなる母親って多いと思います。だから、子供から厳しいとか重いとか言われるんですけど。それでも親としては、子供が大きくなっても小さな頃のままなんですよね」
「私の母もメイちゃんのお母さんみたいに私に何かと呪縛の言葉をかけていました。私はそんな母が苦手で、一緒にいると私が潰れると思い、一人暮らしをしました。お互いに適度に離れたほうがうまくいくと思っているうちに母は他界。あの台詞を聞いて、母を毒親認定するばかりでなく、もう少し話せばよかったなと、初めて少し後悔しました。ごめんね。お母さん」
「サングラスとマスクしていても、もっと変装していたとしても、母親なら自分の娘にすぐ気がつきますよ。私もいい歳の娘2人います。料理でわかったなんて、言ってほしくなかったですね。母親だもの、部屋に入ったとたん、すぐわかったって言って欲しかったですね。そんなに愛情あるなら」
「メイのエプロンみたいなヤツ、もう我慢ができない!」
今回も多部未華子のキャリアらしからぬファッションには賛否激論が飛んだ。
「多部ちゃんの髪型やファッションも毎回楽しみの1つです。ピアスなどのアクセサリーまで素敵ですよね」
「今回の水色チェック柄のエプロンみたいなやつ、何?って、とうとう我慢ができなくて書き込みたくなった。医療機関に行く時、その服はないだろう! MRならばスーツで行くよ。内勤の服もオフィスカジュアルにしてはどうなの? 高橋メアリージュンや後輩はマトモなのに。もし、自分が眞栄田郷敦だったら『そんな格好したアンタに先輩ヅラして色々言われたくない!』ってハッキリ言うわ。多部未華子だけスタイリストが別なのか?」(テレビウォッチ編集部)