とうとう本人も使わなくなった珍妙アベノマスクを、女子高校生たちが「デコりマスク」とおもちゃにしているというから面白い。あのマスクにキラキラシールを貼ったり、手書きイラストを描いたり、棒付きキャンディーやアヒルのキャラクターグッズまでくっ付けて、「見て!見て!」とSNSで自慢したり、学校で見せあいっこをしているのだという。
キャスターの若林有子アナは「色とりどりでかわいいのです」と紹介し、司会の国山ハセンは「なぜアベノマスクなのでしょうか」と首をひねる。女子高校生たちによると、市販のマスクのように複雑な形状ではなく、「凸凹がなく、小さいからシールがつけやすい」からなのだそうで、「作って、写真撮ったり学校で見せたら終わり。(息が)苦しいから使わないよ」。マスクとしてはやっぱり不評なのだ。
「安倍さんたたかれてかわいそうじゃん」の理由が「切ない」
それにしても、彼女たちはなぜこんなことを思いついたのか。若林は「『安倍さんが叩かれてかわいそうだから』『他に使い道がないから』と、(安倍首相にとっては)切ない理由でした」と伝える。
髙橋知典(弁護士)「それって、いちばん鋭い批判ですよね。あんなことしか使い道がないというのは、アベノマスクって何だったんだろうということです」
キャスターの立川志らくは体調を崩し、新型コロナウイルスのPCR検査は陰性だったが、きのう4日(2020年8月)に続いて休み、コメントを寄せた。「安倍首相にユーモアがあったら、その可愛らしいマスクをつけて、国会にきて会見を開いてほしいですね」
新型コロナウイルス感染の第2波が来ているといわれても、安倍首相は6月18日を最後に会見は開かず、国会も召集しようとしない。女子高校生のデコりマスクには「I LOVE スガさん」なんて書かれてた。彼女たちの間では、安倍首相はもう終わっちゃった人なのだろう。