今年(2020年)のお盆は帰省してもいいのだろうか。新型コロナウイルスの感染拡大の傾向が止まらない。政府と各自治体の間でもちぐはぐな動きが出ている。
きのう3日(2020年8月)、菅義偉官房長官は「県をまたぐ移動について国として一律に控えてほしいと言っているわけではない。帰省の注意事項について専門家の意見を伺う」と述べ、西村康稔経済再生相は「感染防止を講じて家族で過ごす分、何か問題があることではない。とにかく感染防止策の徹底が大事」と語った。
「帰省自体に問題ない」「体調管理と感染予防を」...だよねー
これに対し、大阪府の吉村洋文府知事は「帰省すること自体は問題ない。体調管理はしっかりやってもらいたい。体の異変があれば控えてもらいたい」。一方、埼玉県の大野元裕県知事は「できれば近場でとどめて頂きたい」、愛知県の大村秀章県知事は「特に高齢の家族がいる故郷への帰省自粛を呼びかけるメッセージを今週中に出したい」といっている。
クロス・マーケティング社のアンケートによると、「帰省しない」は78%、「帰省する」は22%だった。ネットでは、「しない派」は「家族を感染させたくない。今年はリモート帰省します」「親戚から白い目で見られるので帰れない」。
「する派」は「感染怖いけど...孫と祖母を会わせたいから帰省します」「自家用車で移動すれば感染リスクは低いと思う」
鴻上尚志(作家・演出家)「政府はGoToトラベルの旗を振っているんだから、ここで帰省は危ないとは言えず、奥歯にモノが挟まった言い方をせざるを得ないということです。私は愛媛に母が老人ホームに入っていますが、東京とか大阪からの面会はダメですと通達が来ています」
西村博之(2ちゃんねる開設者)「万が一、田舎の祖父母にうつしたら、と思うと普通行けないですよね。帰省しないが7割というのは当然と思いますね」
東邦大学の小林寅喆(いんてつ)教授「どうしても行くのであれば、みなさんと集まっても、食事をする機会も限りなく減らすとか、いかに短い時間で対応するかといったことを考えるべきでしょうね」