「電車に乗っていたらドアが閉まる直前に傘が飛び込んできて、お尻に刺さりそうでした」
1本の傘がドアに挟まれている写真を撮影した男性がそう語る。その様子を別の人がホーム側から動画を撮影していた。先月(2020年7月)26日、埼玉県のIR北朝霞駅でのこと。閉まろうとするドアに走ってきた男性がドアに傘を差し込むが、ドアは閉まり、傘は動かない。車掌が異変を察したのか、電車は発車してすぐ停車した。
動画を撮影した男性によると、「傘の男性は車掌に向けて手を振って、傘が挟まったことに悪びれる様子もなく、ドアが開くのを待っていました。ドアが開くと、すぐに乗車しました」。電車内で写真を撮影した人は、「男性は照れ笑いを浮かべながら入ってくる感じでした。他の人の目が冷たかったのか、次の駅ですぐ降りましたね」という。
ベビーカーや子供のゾーンを直撃する「とんでも行為」
この様子が危険な「駆け込み傘」としてネット上で炎上した。駆け込み傘とは、「電車のドアが閉まる瞬間に傘を挟んで電車に飛び乗る行為」という。
同じような駆け込み傘で被害に遭ったという女性もいた。5歳の息子とドアの近くに立っていたら、太腿をグサッと傘の先端部分で刺されたという。女性は、「でも、私でよかった。もし、子どもだったらちょうど顔の高さで、目を刺されていたら失明したかもしれない」と話す。以来、ドア付近に立つことは避けているという。
キャスターの若林有子アナ「目撃した人もあるかも知れませんが、危ないですよねえ」
山田ルイ53世(芸人・作家)「ベビーカーがちょうどドアの前にいることが多いですよね。怖いですよねえ。」
伊沢拓司(WEBメディア運営会社代表)「ランドセルを背負った小学生もそのゾーンにいたりしますからね」
キャスターの立川志らく「傘でなく、カバンを入れる人もいますよね。カバンを向こうに投げたら、ドアが閉まってカバンだけ電車に乗って行ってしまって、茫然としていたサラリーマンを見たことがあります」
若林「電車が遅れたり、迷惑もしますが、とても危険な行為ですので、駆け込み乗車自体を絶対にしないようにしてください」