戦争を考え伝える手掛かりがなくなっていく...前橋市は引き取り
前橋市のあたご歴史資料館にある資料は、市が引き取ることを決めた。いまは関係者が集まり、目録作りを進めている。6月に設置された検討会の手島仁座長は「ともすると政治問題化するが、立場を理解し合い、議論の共有化を図り、市民に公開したい」という。
吉田さんはこれをモデルケースとして「単なる知識として学ぶだけでなく、そこに生きた人たちに対する共感、気持ちを培うことが重要。米軍や中国軍、アジアの人たちへの想像力も広げて、自分の問題として受け止めて」と強調する。
武田真一キャスターは「私の祖父も戦争で命を落としましたが、ただ詳しいことは知らずにきました。記憶をどうつなげていくか、自分の問題として考えていきたいです」と結んだ。
※NHKクローズアップ現代+(2020年7月 30日放送「戦後75年 行き場失う戦争遺品」)
文
あっちゃん