鍵穴に接着剤、玄関にネズミ死骸......近所迷惑男をソッコーで逮捕!警視庁・葛西署「初動捜査班」お手柄

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   28日深夜2時過ぎ(2020年7月)東京・江戸川区の住宅街で、隣人に10年以上迷惑行為を続けていた男が現行犯逮捕された。その一部始終を防犯カメラがとらえていた。56歳のその男は覆面をかぶり、住宅の入り口から玄関に向かう。何かを玄関前に置いて去るところを、3人の警察官が取り囲み、「警察だ。何をやっている。住居侵入の現行犯で逮捕する」と男を拘束した。玄関に置かれていたのは、腐敗したネズミの死骸だった。

   被害者宅の男性は「怒りと恐怖、それに気持ち悪さ」に悩まされていたという。迷惑行為は10年前から続いており、「いたずら電話、ピンポンダッシュなどからだんだんエスカレートして、今月は1カ月で5回の迷惑行為をされた」と話す。ドアのカギ穴に接着剤を塗り込み、玄関先の花壇を掘り起こされたりしていたという。

   迷惑行為を始めたきっかけは、被害宅の父親に「家を覗いていた」と言いがかりをつけ始めてからだという。その後、被害者の父親は自転車を停められ、蹴られてあばら骨を数本折るけがをしたこともあった。男を知る人は「いつの間にかおかしくなって、高校を卒業してから人と接しなくなった」と話している。

大きなトラブルになる前に対処

   迷惑男を取り押さえたのは、警視庁葛西警察署の「生活安全課初動捜査班」で、6月中旬から活動を始めたばかり。葛西署独自の取り組みで、DVやストーカーなどの相談件数が増加したことと、近所トラブルは大きな事案になるケースもあり、初動が大事なために設置された。

   高木美保(タレント)「ご近所トラブルは、こじれてからでないと警察は取り合ってくれないものと思っていました。ご近所トラブルも早く動くのはいいことですよね」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「家は選べても近隣の人は選ばないので、怖いですよ。葛西署だけでなく、全国でやってほしい」

   司会の羽鳥慎一は「非常にいい取り組みだと思います」

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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