フジテレビ系の朝のワイドショー「とくダネ!」の司会・小倉智昭は来年3月(2021年)で交代すると、きょう30日(2020年7月)発売の週刊文春(8月6日号)が伝えている。これまで8回のオリンピックを開催地に出かけて報じてきた小倉は、もともとこの夏の東京オリンピックを区切りと考えていたようだが、それが1年延期され、「では、自分も来年秋まで」となると、フジテレビ側も混乱すると判断したようだ。
膀胱がん手術受け、本人も「もう、そろそろ」
小倉はおととし(2018年)年末にがんで膀胱の全摘出手術を受けていて、新型コロナウイルス感染第1波の4、5月は、体力や免疫力の低下を考慮して、自宅からのリモート出演を続けた。こうしたことや73歳という年齢から、「もう、そろそろ」という気持ちになったのかもしれない。
「とくダネ!」は22年の長寿番組で、小倉が司会を引退したら番組そのものを打ち切り、新しい情報番組を立ち上げることになるという。小倉は来年春からはフジテレビ系のオリンピック関連やバラエティーの特番の司会やゲストで出演するとみられる。きょうの「とくダネ!」でこの話題に触れることはなかった。(テレビウォッチ編集部)