作家の川上未映子が29日(2020年7月)にツイッターを更新し、同日に放送されたNHK「おはよう日本」内の緊急避妊薬の薬局販売を特集したコーナーでの日本産婦人科医会副会長のコメントに怒りを露わにした。
番組では同会副会長が「日本では若い女性に対する性教育、避妊や緊急避妊を含めてちゃんと教育してあげられる場があまりに少ない」「緊急避妊薬が容易に手に入りすぎてしまうと、次も緊急避妊すればいいやと安易な考えに流れてしまうことを少し心配している」と発言するVTRを放送した。
これに対して川上は、
「緊急避妊薬の販売是非に議論の余地はない。妊娠する性の当然の事後選択権だ」
と強く主張。さらに、
「我々はいつまでこの日本産婦人科医会の副会長のような性差別者にお伺いをたてなければならないのか。極控えめに言って虫唾が走りますね」
と指弾した。
そして、
「緊急避妊薬が必要な人はここに情報あります。絶望しないで」
と、性に関する知識の普及活動を進めるNPO法人ピルコンの公式サイトを紹介した。同団体は、新型コロナウイルス禍で予期せぬ妊娠に関する相談が増えているとして前出の番組でも紹介されていた。