足がクサイ理由は「靴の中が細菌の培養装置になっているから」気になる臭いを防ぐ方法を専門医が解説!

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   じめじめしたこの季節は足のニオイが気になる。「同じ靴を履くことが多い」「足をしっかりと洗えていない」「汗をかく機会が少ない」という人の足は悪臭を放っている可能性が高い。スッキリは、足のニオイケアについて専門医に聞いた。答えてくれたのは体と臭いの関係に詳しい内科医の桐村里紗先生だ。

   桐村先生は足のニオイの原因について「角質と汗によって高温多湿の靴の中が細菌の培養装置になっているから」と話す。誰の足にもいる常在菌が、汗や角質をエサにしてニオイのもとを排せつする。その成分は納豆のような臭いのする「イソ吉草酸」、酢のような「酢酸」、銀杏(ぎんなん)のような「酪酸」、「アンモニア」など。エサが多ければ細菌はどんどん増殖し、足はどんどん臭くなる。

ごしごし洗うのはNG!まずは足をふやかして...

   予防が大事だ。まず、同じ靴は3日に1度くらいの頻度で履くようにローテーション。角質ケアは大事だが、軽石やヤスリで削りすぎると余計に分厚くなるのでNGだ。タレントの榊原郁恵が「家でやることもあるけど、プロの方にお願いすると、ツルツルになります」と言うと、桐村先生は「プロの方は保湿もしっかりしてくれるので1か月に1度くらいは良いでしょう。ただ、毎日のように家でごしごしするのはダメです」と話す。

   日々のケアはキチンと洗うことと保湿で十分だ。重要なのは、足をお湯に10分ほどつけ、皮膚全体をふやかすこと。その後、泡立てた石けんで足全体を手洗いしよう。その次に角質のよく溜まる指と指の間、指の第一関節と付け根の間、爪と皮膚の間を念入りに洗う。桐村先生は「角質の多い方は、軽いピーリング効果のあるフルーツ酸の成分を含んだ石けんでやさしく洗ってください」とアドバイス。

   クリームは制汗、制菌作用のあるミョウバンを含んだものがオススメだ。スプレーの場合はニオイ成分を消す「分解・中和系」がいいが、パッケージに書いてない場合もあるので、ホームページなどでチェックしよう。

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文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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