本来なら「2020東京五輪」が開幕する予定だった23日(2020年7月)、東京五輪の大会組織委員会が開会式開始と同じ時刻の午後8時から、五輪のメインスタジアムとなる国立競技場でイベントを開催した。
白血病からの復帰を目指す池江璃花子さん(20)=日本大2年=が一人で登場し、無観客の競技場で聖火のランタンを掲げ、「希望が遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても前を向いて頑張れる。1年後の今日、この場所で、希望の炎が輝いていてほしい」と語った。イベントは、ネット動画でも世界に配信された。
「免疫が落ちている彼女を引っ張り出すな!」
しかしネットでは批判の声が上がっている。
「白血病と闘うアスリートとして彼女の治療に対するモチベーションも上がるかもしれない。ただマスコミなど彼女を酷使しないようにして欲しい。適度な起用なら良いと思うが」
「こういうことに池江璃花子さんを使わないで欲しい。彼女は応援するけど、まだまだコロナの状況が不透明な中で、国民の気持ちを逆撫でしてしまうよ、これは」
「免疫が落ちている彼女を引っ張り出すな!」
などと彼女の健康を心配し、「政治利用」を批判するコメントが相次いだ。