競泳・池江璃花子の「希望」実現できるか?1年後に東京オリンピックの炎が輝いていて...

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   きのう7月23日(2020年)は、コロナがなければ東京オリンピックの開会式前日だった。その開会予定だった午後8時、競泳の池江璃花子選手が国立競技場の真ん中に立って、世界に向けて1年後への希望のメッセージを発した。白い服でフィールドに現われた池江は、封印されている聖火を取り上げ、静かに手に持って口を開いた。

   「池江璃花子です。きょうは1人のアスリートとして、1人の人間として、少しお話しさせてください」。無観客、しかしネットで世界に配信された。「この大会に出るのが夢でした。オリンピックやパラリンピックはアスリートにとって特別なものです。その大きな目標が、目の前から突然消えてしまったことは、アスリートたちにとって、言葉にできないほどの喪失感だったと思います」「私も白血病という大きな病気をしたからよくわかります。思っていた未来が、一夜にして別世界のように変わる。それはとてもきつい経験でした」

   「世の中がこんな大変な時期に、スポーツの話をすること自体、否定的な声があることもよくわかります。ただ一方で思うのは、逆境からはい上がっていくときには、どうしても希望の力が必要です。希望が遠くに輝いているからこそ、どんなに辛くても前を向いて頑張れる。私の場合は、もう一度プールに戻りたい。その一心で辛い治療を乗り越えることができました」「世界中のアスリートとアスリートから勇気をもらっている全ての人のために、1年後の今日、この場所で、希望の炎が輝いていて欲しいと思います。競泳選手、池江璃花子」

バッハIOC会長は「9月に開催するか判断」

   これと同時に、「TOKYO2020+1」というメッセージVTRも発信された。「スポーツはアスリートだけでできるものではない」とあった。コロナに苦しむ世界の人たちはどんな思いで見てくれたか。五輪の前途はなお多難だ。

   国際オリンピック委員会(IOC)は、通常開催できるかどうかの判断を9月以降にするといっている。バッハ会長は「複数のシナリオを持っている」といっている。むろん、観客制限、無観客、そして最悪は中止ということもある。

   加藤浩次、「世界各国の現状を考えると、どのあたりでしょうかね」

   感染症が専門の水野泰孝医師は「難しいですね。日本だけの問題ではないし、アスリートだけのものでもない。少なくとも、移動制限が緩和されないと動けませんから。決め手ワクチンだ」という。

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